おうちで日本画教室

1.はじめに

 (公財)台東区芸術文化財団では、毎年「大人の美術ワークショップ」(前年度のページ)という、日本画のワークショップを開催しています。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となってしまいましたが、ご自宅でも日本画に触れる機会をつくるため、東京藝術大学 美術学部 日本画研究室の講師3名の方に、日本画作品(扇面画)の制作手順を作成していただきました。

 ご興味のある方はぜひ、日本画の作品制作にチャレンジしてみてください。

 


 

.扇面画とは

 日本での「扇」の歴史は平安前期頃に始まり、祝祭の場や日常生活の場、あるいは芸能や遊戯の場など、様々に使われ楽しまれてきました。その後、徐々に扇の実用性は少なくなっていきましたが、やまと絵の一種として扇面形という画面形式が生まれました。江戸前期の俵屋宗達は扇面画を数多く制作し、その特殊な画面形式を巧みに生かした独特の扇面画様式を残しており、現代にも「扇面画」様式は受け継がれ、多くの日本画家によって今日も描かれています。

 


 

3.制作手順その1~人物~『雷神風神-嵐が来る-』川﨑 麻央 作


4.制作手順その2~風景~『聖夜』伊東 春香 作


 

5.制作手順その3~動物~『恐竜』山田 雄貴 作


6.使用画材店リンク

 

 


 

7.さいごに

「大人の美術ワークショップ」は、藝大の講師の方々に、実際に教えてもらいながら、作品制作に取り組むワークショップです。ワークショップの最後には、参加者の方々の作品展示も行います。

<令和元年度の作品展示・制作風景>

来年以降の実施が決定した場合は、ホームページ内でお知らせいたしますので、ぜひご参加ください。

次回の「大人の美術ワークショップ」は、扇面画を題材とする予定です。


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