「第45回記念 台東薪能」

---【完売御礼】チケットは全て完売しました。当日券の販売はございません。あらかじめご了承ください ---



台東区の伝統行事「台東薪能」を浅草寺にて開催します。
下町・浅草の夜に浮かぶ、幽玄な世界をお楽しみください。



台東薪能1P 2P 3P 4P

第45回台東薪能


日時 令和7年7月30日(水)
開場:17時15分/開演:18時/終演:20時40分予定
場所 金龍山浅草寺境内 住所:台東区浅草2-3-1
(雨天時:台東区立浅草公会堂 住所:台東区浅草1-38-6) 
演目
火入れ式 木遣り・纏振り 第五區木遣り会
鶴亀つるかめ 坂 真太郎
狂言 伯母ヶ酒おばがさけ 山本泰太郎
土蜘蛛つちぐも 観世 喜正

※『土蜘蛛』終演後に、舞台出演者を撮影できるフォトセッションタイムがございます。(上演中の撮影は固くお断りいたします。)

入場料
全席指定
S席 5,000円 A席 4,000円
※未就学児のご入場はお断りいたします。
前売券 令和7年6月4日(水)午前9時より販売

全席完売いたしました。当日券の販売はございません。

入場券販売場所
  • 台東区芸術文化財団オンラインチケットサービス
  •  WEB受付(24時間受付) <完売しました>
     https://www.cnplayguide.com/taitotakigino2025/
     
  • CNプレイガイド <完売しました>
  •    電話受付 TEL:0570-08-9999(営業時間10:00〜18:00)
     ※ セブンイレブン・ファミリーマートでの発券手続きが必要となります。
     ※別途発券手数料がかかります。
     ※電話購入では、座席選択はご利用できません。予めご了承ください。
     ※公演日が近づくと電話受付は終了となります。詳しくはお問い合わせ下さい。
     ※当日券は前売り券の販売状況により、ご用意できない場合がございます。

  • 台東区立浅草公会堂窓口(午前9時〜午後5時)<完売しました>
  •  ※区役所・財団窓口での販売はございません。
共催 台東区
協力 金龍山浅草寺浅草花やしき
協賛 どぜう 飯田屋天麩羅 中清株式会社 宮本卯之助商店
主催 公益財団法人 台東区芸術文化財団

※会場の決定は当日7/30(水)14:00頃を予定しています。
 決定次第、ホームページ及びSNSなどに情報を掲載いたします。


浅草寺

金龍山浅草寺境内台東区浅草2-3-1

アクセス
  • 東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩 約5分
  • 東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩 約5分
  • つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩 約10分
  • 都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩 約10分
  • 都営バス:浅草雷門より徒歩 約5分
  • 台東区循環バスめぐりん:二天門、浅草寺北より徒歩 約3分

●会場入口は浅草寺境内観光バス駐車場側となります。
●会場には駐車場がございません。お車は雷門地下駐車場等をご利用ください。

●駐輪場は「隅田公園自転車駐輪場」、「つくばエクスプレス浅草駅北自転車駐輪場」、「つくばエクスプレス浅草駅南自転車駐輪場」をご利用ください。


  • 雨天の場合は台東区立浅草公会堂(台東区浅草1-38-6)にて行います。
  • 雨天時の座席につきましては、会場座席図下部にございます「雨天時の座席について」のご案内をご確認ください。
浅草寺境内 座席図(全席指定)  拡大表示・ダウンロードはこちら(PDF)

会場座席図

雨天時会場:浅草公会堂 座席変更図(ブロック)

雨天時会場座席図

雨天時会場:浅草公会堂 座席変更図(座席番号)  拡大表示・ダウンロードはこちら(PDF)

雨天時会場座席図

【雨天時の浅草公会堂座席について】
  • S席の方は1階席・2階席前方、A席の方は2階席後方・3階席に振替となります。
  • 雨天時の座席について
    チケット券面に記載の雨天時振替座席「⚪︎階⚪︎列⚪︎番」をご確認ください。
  • 途中降雨による中止の場合でも、能「鶴亀」終了後は払戻しいたしかねますので、予めご了承ください。
  • 浅草寺境内の会場にて連番のお席でも、浅草公会堂では横並びにならない、あるいは通路を挟んだお席となる場合がございます。予めご了承ください。
【雨天時座席対応表】表示・ダウンロードはこちら Aブロック Bブロック Cブロック Dブロック E・F・Gブロック H・Iブロック Jブロック Kブロック Lブロック

  • 未就学児のご入場はお断りいたします。
  • 車椅子でご来場のお客様
    こちらで、座席を用意させていただきます。ご購入の際は主催事務局(03-5828-7591)までご連絡ください。
  • 開演中の写真撮影及び録音・録画は固くお断りいたします。
  • 本公演は屋外での開催となりますので、十分な水分補給や帽子を着用する等の熱中症対策、虫よけスプレーの使用や長袖の衣服を着用する等の虫さされ対策ほか健康管理を各自で行っていただきますようお願い申し上げます。
  • 今後の状況により、感染対策にご協力いただく場合がございます。
  • 都市部で実施する薪能のため、公演中に周囲の音が聞こえる可能性がございます。予めご了承ください。
  • 会場では熱中症対策としての飲み物を除き、飲食はお控えください。
  • お客様ご自身で出されたごみのお持ち帰りにご協力をお願いいたします。
  • 出演者への入り待ち、出待ち、楽屋への面会、花束、プレゼントはお断りさせていただきます。


能サポートロゴ

本公演は「能サポ」に対応した公演となります。
舞台の上演に合わせて演目の解説などが自動でスマートフォン・タブレットに表示されるサービスです。
お持ちのスマートフォン・タブレットでどの座席からでも、解説をご覧いただけます。
(能「鶴亀」「土蜘蛛」のみ。機器の貸し出しはございません。日・英対応。利用料無料。)

※アプリを事前にダウンロードしてご使用ください。
ダウンロードは通信料がかかるため、事前にWi-Fi環境がある場所でのダウンロードをおススメいたします。

<ご利用方法>
QRコードを読み込んでEG-Gアプリサイトをご確認ください。 【使い方はこちらをご覧ください
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 能は、舞踊と音楽を中心とした演劇の一つです。「地謡(コーラス隊)」と「囃子(笛や小鼓、大鼓、太鼓等の楽器隊)」の演奏と、登場人物の舞に合わせて物語が進んでゆきます。このような形式は、ミュージカルやオペラに似ています。能の題材には、日本の古典文学をモチーフとしたものが多く、台詞も当時の表現方法のままです。
劇中では、人物像を表すために、「能面」という仮面を使用します。能面は、登場人物の主役や、物語の進行において重要な役者が付けるもので、老人、神仏、仙人、亡霊といった存在を表現する場合や、主役が若い女性や老女、少年を演じるときに使うこともあります。
一方、狂言では庶民の目線に立った日常的なおかしみを切り取った喜劇(コメディ)が多く上演されます。
 これら二つをあわせて「能楽」と呼び、能楽の公演では、能と狂言が交互に上演され、これを「番組(または能組)」と言います。
 能楽は専用の「能舞台」で演能されます。主に、「本舞台」と、そこから揚幕をつなぐ廊下のような役割の「橋掛かり」で構成されています。橋掛かりは、演者の登場・退場や劇中の舞台の一部としても用いられています。能舞台には、現代の劇場のように緞帳(舞台と客席の仕切り幕)が存在しないため、登場時・退場時も含めて美しい所作が鑑賞できるところもみどころのひとつです。
 
 江戸幕府の庇護のもとにあった能楽は明治維新で大打撃を受けます。明治2年、徳川宗家とともに観世大夫も静岡に移りました。混乱のなか江戸に残って能楽を守った一人が初世梅若実です。慶應元年に厩橋の自宅に建てた小さな舞台が復興の拠点の一つになりました(のち篠山藩青山家の江戸中屋敷舞台を移築)。明治8年、上根岸にあった加賀前田家の屋敷に能舞台が作られました。後に染井に移築され長く親しまれます。現在は横浜能楽堂に移築されています。昭和11年、東京藝術大学に邦楽科が設置され能楽も教科の一つになりました。
 能楽と台東区とのこうした深い縁があって台東薪能は生まれました。薪能は、本来は春の季語にもなっている神事です。現在は主として、野外の仮設舞台で夜間に篝火を焚いて行われる能の公演を指します。〝火入れ式〟が大きな呼び物ですが、台東薪能では木遣りで火が運ばれるのが他にはない特色です。台東区民が育てて来た薪能を、末永くご支援ください。
(文=児玉信 台東薪能パンフレットより)

  • 過去の公演の様子
    ▲台東薪能の様子
  • 木遣りの様子
    ▲木遣りの様子
◆能『つる かめ 坂 真太郎

 新春の唐の都が舞台です。四季の始めの節会には玄宗皇帝が不老門で日月の光を御覧になるので、文官・武官はじめ万民おしなべて拝賀のときを待っています。ほどなく大臣を従えた皇帝が蓬莱山とも見紛う金銀珠玉で荘厳された月宮殿にお出ましになり、嘉例に倣って池の鶴亀に舞を舞わせます。やがて舞い終えた鶴亀が皇帝に長寿を捧げると、喜んだ皇帝は玉座を立ち、自らが月の都で聞いて作ったという「げいしょう羽衣ういの曲」を舞って国土の永遠を祈念して長生殿に還御します。めでたさに溢れた能です。


◆狂言『伯母ヶおばがさけ 山本 泰太郎

 酒屋を営む伯母がケチくさいことを言って酒を飲ませてくれたことがない、と不満たらたらの甥が、今日こそは上手く口実をつけて飲ませてみせる、と意気込んで伯母の店を訪れます。だが、伯母の断り方が一枚上手。甥は諦めて帰りかけますが、途中で計略を思いついて店へ舞い戻ると、付近に鬼が出たそうだから用心をしたほうがいい、と怖がらせます。実は自分が鬼に化けて酒にありつこうという算段。果たして計略は成功するかどうか。甥と伯母の駆け引きが笑いを誘います。


◆能『つち蜘蛛ぐも 観世 喜正

 源頼光の武勇ぶゆうたんの一つです。何物の仕業か、頼光は病の床に伏しています。てん薬寮やくりょうの薬を携えて見舞いに訪れた侍女胡蝶に、もはや末期と弱音を吐く。その夜更け、意識の混濁する頼光の寝所に得体のしれない僧形が忍び寄り、思い知ったかと蜘蛛の糸を投げかけます。頼光が枕元の名刀膝丸を抜き放ち切り付けると、手応えとともに僧形は消え失せる。騒ぎを聞いた独武者が駆けつけると、頼光は化生は蜘蛛だと事の次第を語り、膝丸を蜘蛛切と名付けます。その蜘蛛切を賜った独武者は、化生を退治するべく家来を引き連れて蜘蛛の住処に向かいます。頼光と化生の立ち回り、蜘蛛の本性を現した化生と独武者たちとの争いが見どころです。

(文=児玉信 台東薪能パンフレットより)

  • 第1回目(昭和55年)
    第1回目
    高砂
    狂言棒しばり
    船弁慶
  • 第2回目(昭和56年)
    第2回目
    橋弁慶
    狂言蚊相撲
    葵上
  • 第3回目(昭和57年)
    第3回目
    隅田川
    狂言蝸牛
    猩々乱
  • 第4回目(昭和58年)
    第4回目
    羽衣
    狂言二人大名
    安達原
  • 第5回目(昭和59年)
    第5回目
    鶴亀
    狂言末広
    鉄輪
  • 第6回目(昭和60年)
    第6回目
    百万
    狂言千鳥
    石橋
  • 第7回目(昭和61年)
    第7回目
    弱法師
    狂言寝音曲
    船弁慶
  • 第8回目(昭和62年)
    第8回目
    小袖曽我
    狂言萩大名
    殺生石
  • 第9回目(昭和63年)
    第9回目
    杜若
    狂言清水
    土蜘蛛
  • 第10回目(平成元年)
    第10回目

    狂言末広
    小鍛冶
  • 第11回目(平成2年)
    第11回目
    花月
    狂言狐塚
    葵上
  • 第12回目(平成3年)
    第12回目
    田村
    狂言悪太郎
    巻絹
  • 第13回目(平成4年)
    第13回目
    井筒
    狂言呼声
    菊慈童
  • 第14回目(平成5年)
    第14回目
    清経
    狂言神鳴
    葛城
  • 第15回目(平成6年)
    第15回目
    高砂
    狂言二人大名
    猩々乱
  • 第16回目(平成7年)
    第16回目
    熊野
    狂言萩大名
    鵜飼
  • 第17回目(平成8年)
    第17回目
    隅田川
    狂言水掛聟
  • 第18回目(平成9年)
    第18回目
    弱法師
    狂言蝸牛
    紅葉狩
  • 第19回目(平成10年)
    第19回目
    松風
    狂言伊文字
    殺生石
  • 第20回目(平成11年)
    第20回目
    鶴亀
    狂言福の神
    葵上
  • 第21回目(平成12年)
    第21回目
    巻絹
    狂言昆布売
    天鼓
  • 第22回目(平成13年)
    第22回目
    俊寛
    狂言貰聟
    杜若
  • 第23回目(平成14年)
    第23回目
    通小町
    狂言素袍落
    三輪
  • 第24回目(平成15年)
    第24回目
    経正
    狂言船渡聟
    安達原
  • 第25回目(平成16年)
    第25回目
    羽衣
    狂言二人袴
    猩々乱
  • 第26回目(平成17年)
    第26回目
    田村
    狂言樋の酒
    胡蝶
  • 第27回目(平成18年)
    第27回目
    養老
    狂言附子
    百萬
  • 第28回目(平成19年)
    第28回目
    清経
    狂言泣尼
    鵜飼
  • 第29回目(平成20年)
    第29回目
    東北
    狂言清水
    舎利
  • ※第30回目(平成21年)
    第30回目
    鶴亀
    狂言昆布売
    蝋燭能葵上
  • ※第31回目(平成22年)
    第31回目
    弱法師
    狂言地蔵舞
    紅葉狩
  • ※第32回目(平成23年)
    第32回目
    橋辨慶
    狂言土筆
    蝋燭能殺生石
  • ※第33回目(平成24年)
    第33回目
    巻絹
    狂言仏師
    蝋燭能船弁慶
  • ※第34回目(平成25年)
    第34回目
    小袖曽我
    狂言蚊相撲
    蝋燭能安達原
  • ※第35回目(平成26年)
    第35回目
    羽衣
    狂言蝸牛
    蝋燭能小鍛冶
  • 第36回目(平成27年)
    第36回目
    菊慈童
    狂言鬼瓦
  • 第37回目(平成28年)
    第37回目
    高砂
    狂言文山立
    鐵輪
  • 第38回目(平成29年)

    吉野天人天人揃
    狂言萩大名
    猩々乱
  • 第39回目(平成30年)

    隅田川
    狂言棒 縛
    鵺 白頭
  • 第40回目(令和元年)

    素謡神歌
    敦盛 二段之舞
    狂言末広
    半能石橋 大獅子
  • 第41回目(令和3年)

    富士太鼓
    狂言仏師
    葵上
  • 第42回目(令和4年)

    橋辨慶
    狂言土筆
    葛城
  • 第43回目(令和5年)

    半蔀
    狂言附子
    船辨慶
  • 第44回目(令和6年)

    清経
    狂言蝸牛
    一角仙人

※第30回目〜第35回目は浅草公会堂にて台東薪能「台東蝋燭能」として上演。
※第41回は有観客での上演を中止し、収録、放送のみ行った。
※掲載されている全ての画像について無断転載等の二次使用を禁じます。


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