企画展「樋口一葉の初期小説」開催のお知らせ

企画展「樋口一葉の初期小説」

 

会期:令和6年3月16日(土)~5月12日(日)

 

 樋口一葉は、わずか5年ほどの執筆期間に22編の小説を世に出しました。なかでも「たけくらべ」、「にごりえ」、「十三夜」などは映画や芝居にもなり、また文庫等で今でも読み継がれていますが、最初からこのような〈名作〉が書けたわけではありません。19歳で小説を書いて家族を養おうと決意して以来、師から学び、繰り返し書いては直して文章を紡ぎ出し、そして自ら人脈をつくり、広げて作品を発表しました。望み通りの原稿料や高い評価を得られずとも、苦闘しながら小説と向き合ったこの時期の作品は、作家としての成長の軌跡でもあります。
 本展では、デビュー作「闇桜」から、下谷龍泉寺町在住時に書かれた「花ごもり」までの10編に焦点をあてます。それぞれの作品の内容だけでなく、執筆の背景や発表の経緯なども含め、あまり知られていない一葉の小説をあらためて紹介いたします。

 

※企画展のチラシはこちら

 

※展示替えのため、会期前後の下記の期間、休館いたします。
 ・3月11日(月)~15日(金)
 ・5月13日(月)~17日(金)

 


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