特別展「一葉と手紙」開催のお知らせ

 

特別展「一葉と手紙」

 

【会期】令和4年10月22日(土)~12月11日(日)

 

明治時代、とくに電話が普及する以前には、手紙はほとんど唯一の通信手段でした。当時は、近々の予定の変更などちょっとした通知のために現代のメール感覚で葉書を送り、また一方で、思いの丈を巻紙に連綿としたためた長文の封書を書きました。文字が書くものではなく打つものとなりつつある今、あらためて紙に筆で文字を書いて諸々を伝達した〈手紙〉を目にすると、明治を生きた人びとの声が聞こえてくるようです。
今年、樋口一葉は生誕150年を迎え、春にはその記念の特別展「一葉の真筆」を開催しました。本展では、とくに〈手紙〉に焦点をあて、春の真筆展で展示しきれなかった一葉の手紙を中心に、田邊花圃、伊東夏子、田中みの子、半井桃水、馬場孤蝶など交流のあった人びとの自筆書簡をご覧いただきます。また一葉の著作中、唯一生前に単行本として刊行された手紙の例文集『通俗書簡文』もあわせて紹介いたします。


※特別展のチラシはこちら


※展示替えのため、会期前後の下記の期間、休館いたします。
 ・10月17日(月)~21日(金)
 ・12月12日(月)~16日(金)

 

 


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