「第43回台東薪能」開催のお知らせ


台東区の伝統行事「台東薪能」を浅草寺にて開催します。
下町・浅草の夜に浮かぶ、幽玄な世界をお楽しみください。



速報チラシダウンロード(PDF)


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 能は、舞踊と音楽を中心とした演劇の一つです。「地謡(コーラス隊)」と「囃子(笛や小鼓、大鼓、太鼓等の楽器隊)」の演奏と、登場人物の舞に合わせて物語が進んでゆきます。このような形式は、ミュージカルやオペラに似ています。能の題材には、日本の古典文学をモチーフとしたものが多く、台詞も当時の表現方法のままです。
劇中では、人物像を表すために、「能面」という仮面を使用します。能面は、登場人物の主役や、物語の進行において重要な役者が付けるもので、老人、神仏、仙人、亡霊といった存在を表現する場合や、主役が若い女性や老女、少年を演じるときに使うこともあります。
一方、狂言では庶民の目線に立った日常的なおかしみを切り取った喜劇(コメディ)が多く上演されます。
 これら二つをあわせて「能楽」と呼び、能楽の公演では、能と狂言が交互に上演され、これを「番組(または能組)」と言います。
 能楽は専用の「能舞台」で演能されます。主に、「本舞台」と、そこから揚幕をつなぐ廊下のような役割の「橋掛かり」で構成されています。橋掛かりは、演者の登場・退場や劇中の舞台の一部としても用いられています。能舞台には、現代の劇場のように緞帳(舞台と客席の仕切り幕)が存在しないため、登場時・退場時も含めて美しい所作が鑑賞できるところもみどころのひとつです。
 
 江戸幕府の庇護のもとにあった能楽は明治維新で大打撃を受けます。明治2年、徳川宗家とともに観世大夫も静岡に移りました。混乱のなか江戸に残って能楽を守った一人が初世梅若実です。慶應元年に厩橋の自宅に建てた小さな舞台が復興の拠点の一つになりました(のち篠山藩青山家の江戸中屋敷舞台を移築)。明治8年、上根岸にあった加賀前田家の屋敷に能舞台が作られました。後に染井に移築され長く親しまれます。現在は横浜能楽堂に移築されています。昭和11年、東京藝術大学に邦楽科が設置され能楽も教科の一つになりました。
 能楽と台東区とのこうした深い縁があって台東薪能は生まれました。薪能は、本来は春の季語にもなっている神事です。現在は主として、野外の仮設舞台で夜間に篝火を焚いて行われる能の公演を指します。〝火入れ式〟が大きな呼び物ですが、台東薪能では木遣りで火が運ばれるのが他にはない特色です。台東区民が育てて来た薪能を、末永くご支援ください。
(文=児玉信 台東薪能パンフレットより)

  • 過去の公演の様子
    ▲台東薪能の様子
  • 木遣りの様子
    ▲木遣りの様子
◆能『半蔀はじとみ

『源氏物語』夕顔巻に描かれた都五条あたりでの光源氏と夕顔の出会いと、夕顔の源氏への思慕を、二場に脚色しています。
紫野雲林院で夏のあいだ座禅修行をしていた僧が、修行の終わりに当たって仏に供えた花々の中から色よい花を選び立花供養を行っていると、黄昏どきに目の前で白い花が開きます。僧が思わず「何の花を生けたのだったか」とつぶやくと「三世の仏に花を捧げたい」と言いつつ白い花を手にした里女が現れて、「それは夕顔」と教え花陰に消えます。里女は、実は光源氏に愛された夕顔君の亡霊でした。やがて古の姿を思い出の半蔀屋の中に現した夕顔君は、源氏との馴初めと儚い別れを回想し、優美な舞を舞って消えていきます。


◆狂言『附子ぶす

附子はトリカブトという植物の根から採った毒物のことです。
外出する主人は太郎冠者・次郎冠者に壺を預け、「中には附子が入っている。吹く風に当たるだけで滅却(死ぬ)する猛毒だ」と脅した上で、よく見張りをするよう言いつけて出かけます。はじめは戦々恐々として遠くから壺を見ていた二人ですが、そのうち怖いもの見たさの思いが募って、何とか中を覗こうと知恵を絞ります。
二人が首尾よく壺の中身を見ることができるかどうか。見てのお楽しみです。


◆能『船辨慶ふなべんけい前後之ぜんごのかえ

兄の源頼朝と不仲になって、源義経は西国で再起を図ろうとし、武蔵坊弁慶たちと摂津国大物浦から船出する様子を二場で描きます。
はじめは船出前。義経は密かに愛人の静御前を伴っていますが、それを知った弁慶が制止。静は涙ながらに別れの舞を舞い、義経との再会を願って都へ戻っていきます。
やがて船が海へ乗り出すと、はじめは穏やかだった海が急にうねりだして大時化となり、義経たちを翻弄します。時化は壇ノ浦で滅ぼされた平家の仕業でした。平家の総大将平知盛の怨霊が義経たちに襲い掛かります。
前シテ静御前と後シテ平知盛という全く違った役柄を、一人で演じ分けるのが大きな見どころになっています。

(文=児玉信 台東薪能パンフレットより)

日時 令和5年9月5日(火)
開場:午後5時/開演:午後5時45分/終演:午後8時50分予定
場所 金龍山浅草寺境内 住所:台東区浅草2-3-1
(雨天時:台東区立浅草公会堂 住所:台東区浅草1-38-6) 雨天についてはこちら
演目
演目の解説 児玉 信
火入れ式 木遣り・纏振り 第五區木遣り会
半蔀はじとみ 観世 喜正
狂言 附子ぶす 山本泰太郎
船辨慶ふなべんけい前後之ぜんごのかえ 坂 真太郎

※『船辨慶』終演後に、舞台出演者を撮影できるフォトセッションタイムがあります。(上演中の撮影は固くお断りいたします。)

入場料
全席指定
S席 5,000円 A席 4,000円
※未就学児のご入場はお断りいたします。
前売券 令和5年7月12日(水)午前9時より販売

入場券販売場所
  • カンフェティ
  •  WEB受付(24時間受付)
     https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=73154&
     電話受付 TEL:0120-240-540(平日午前10時〜午後6時)
     ※セブンイレブンでの発券手続きが必要となります。
      (チケットの郵送は行っておりません)
     ※別途発券手数料がかかります。
     ※WEB受付の場合は、カンフェティへの会員登録(無料)が必要となります。
      (電話受付の場合は不要)
     ※電話購入では、座席選択はご利用できません。予めご了承ください。

  • 台東区立浅草公会堂窓口(午前9時〜午後5時)
  •  ※区役所・財団窓口での販売はございません。
共催 台東区
協力 金龍山浅草寺浅草花やしき
協賛 どぜう 飯田屋天麩羅 中清株式会社 宮本卯之助商店
主催 公益財団法人 台東区芸術文化財団
テーマ 「詳解!!今年の見どころ」(受講料無料)
日時 7月28日(金) 午後6時~午後8時
会場 台東区役所10階会議室
講師 能楽師 坂 真太郎 氏
定員 80名 (申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料
応募締切 7月3日(月)必着
お申込み方法 お申し込み期間が終了しました
申込み先 〒110-0004
東京都台東区下谷1-2-11
公益財団法人 台東区芸術文化財団
「台東薪能 ワークショップ」担当 宛
問合せ 公益財団法人 台東区芸術文化財団 経営課事業係
電話 03-5828-7591
営業時間 平日午前9時から午後5時まで
対象 台東区に在住在学の小中学生と保護者(1組2名まで)
招待者数 10組20名(申込み多数の場合は抽選)
応募締切 7月3日(月)必着
申込み方法 お申し込み期間が終了しました
申込み先 〒110-0004
東京都台東区下谷1-2-11
公益財団法人 台東区芸術文化財団
「台東薪能 親子招待」担当 宛
問合せ 公益財団法人 台東区芸術文化財団 経営課事業係
電話 03-5828-7591
営業時間 平日午前9時から午後5時まで

浅草寺

金龍山浅草寺境内台東区浅草2-3-1

アクセス
  • 東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩 約5分
  • 東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩 約5分
  • つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩 約10分
  • 都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩 約10分
  • 都営バス:浅草雷門より徒歩 約5分
  • 台東区循環バスめぐりん:二天門、浅草寺北より徒歩 約3分

●会場入口は浅草寺境内観光バス駐車場側となります。
※会場には駐車場がございません。お車は雷門地下駐車場等をご利用ください。(7時~23時 200円/30分)


  • 雨天の場合は台東区立浅草公会堂(台東区浅草1-38-6)にて行います。
  • カンフェティで入場券をご購入された方
    会場変更決定時に限り、午後3時30分より浅草公会堂にて、入場券に記載されたブロック・座席番号に対応した公会堂座席指定券を配布いたします。
    ※先着順の配布ではございませんのでご注意ください。
  • カンフェティ以外で入場券をご購入された方
    購入時に公会堂座席指定券をお付けしております。雨天時は引き換えの必要はありません。
    ※途中降雨による中止の場合でも、能「半蔀」終了後は払戻しいたしかねますので、予めご了承ください。
浅草寺境内 座席図(全席指定)  拡大表示・ダウンロードはこちら(PDF)

会場座席図

雨天時会場:浅草公会堂 座席変更図(ブロック)  拡大表示・ダウンロードはこちら(PDF)

雨天時会場座席図

雨天時会場:浅草公会堂 座席変更図(座席番号)  拡大表示・ダウンロードはこちら(PDF)

雨天時会場座席図

【雨天時の浅草公会堂座席について】
  • S席の方は1階席・2階席前方、A席の方は2階席後方・3階席に振替となります。
  • カンフェティで購入された方 会場変更決定時に限り、午後3時30分より浅草公会堂にて、入場券に記載されたブロック・座席番号に対応した公会堂座席指定券を配布いたします。
    ※先着順の配布ではございませんのでご注意ください。
  • カンフェティ以外で入場券を購入された方 購入時に公会堂座席指定券をお付けしております。雨天時は引き換えの必要はありません。
    ※途中降雨による中止の場合でも、能「半蔀」終了後は払戻しいたしかねますので、予めご了承ください。
  • 浅草寺境内の会場にて連番のお席でも、浅草公会堂では横並びにならない、あるいは通路を挟んだお席となる場合がございます。予めご了承ください。
【雨天時座席対応表】表示・ダウンロードはこちら Aブロック Bブロック Cブロック Dブロック E・F・Gブロック H・Iブロック Jブロック Kブロック Lブロック

  • 発熱や体調不良時にはご来場をお控えください。
  • 会場入口設置のアルコール消毒液による手指の消毒にご協力をお願いいたします。
  • 会場内での咳エチケットにご協力をお願いいたします。
  • 未就学児のご入場はお断りいたします。
  • 車椅子でご来場のお客様
    こちらで、座席を用意させていただきます。ご購入の際は主催事務局までご連絡ください。
  • 開演中の写真撮影及び録音・録画は固くお断りいたします。
  • 本公演は屋外での開催となりますので、十分な水分補給や帽子を着用する等の熱中症対策、虫よけスプレーの使用や長袖の衣服を着用する等の虫さされ対策ほか健康管理を各自で行っていただきますようお願い申し上げます。
  • 出演者への入り待ち、出待ち、楽屋への面会、花束、プレゼントはお断りさせていただきます。
  • お客様ご自身で出されたごみのお持ち帰りにご協力をお願いいたします。
  • 終演後は、係員が順番にご退場のご案内をいたしますので、ご協力をお願いいたします。


  • 第1回目(昭和55年)
    第1回目
    高砂
    狂言棒しばり
    船弁慶
  • 第2回目(昭和56年)
    第2回目
    橋弁慶
    狂言蚊相撲
    葵上
  • 第3回目(昭和57年)
    第3回目
    隅田川
    狂言蝸牛
    猩々乱
  • 第4回目(昭和58年)
    第4回目
    羽衣
    狂言二人大名
    安達原
  • 第5回目(昭和59年)
    第5回目
    鶴亀
    狂言末広
    鉄輪
  • 第6回目(昭和60年)
    第6回目
    百万
    狂言千鳥
    石橋
  • 第7回目(昭和61年)
    第7回目
    弱法師
    狂言寝音曲
    船弁慶
  • 第8回目(昭和62年)
    第8回目
    小袖曽我
    狂言萩大名
    殺生石
  • 第9回目(昭和63年)
    第9回目
    杜若
    狂言清水
    土蜘蛛
  • 第10回目(平成元年)
    第10回目

    狂言末広
    小鍛冶
  • 第11回目(平成2年)
    第11回目
    花月
    狂言狐塚
    葵上
  • 第12回目(平成3年)
    第12回目
    田村
    狂言悪太郎
    巻絹
  • 第13回目(平成4年)
    第13回目
    井筒
    狂言呼声
    菊慈童
  • 第14回目(平成5年)
    第14回目
    清経
    狂言神鳴
    葛城
  • 第15回目(平成6年)
    第15回目
    高砂
    狂言二人大名
    猩々乱
  • 第16回目(平成7年)
    第16回目
    熊野
    狂言萩大名
    鵜飼
  • 第17回目(平成8年)
    第17回目
    隅田川
    狂言水掛聟
  • 第18回目(平成9年)
    第18回目
    弱法師
    狂言蝸牛
    紅葉狩
  • 第19回目(平成10年)
    第19回目
    松風
    狂言伊文字
    殺生石
  • 第20回目(平成11年)
    第20回目
    鶴亀
    狂言福の神
    葵上
  • 第21回目(平成12年)
    第21回目
    巻絹
    狂言昆布売
    天鼓
  • 第22回目(平成13年)
    第22回目
    俊寛
    狂言貰聟
    杜若
  • 第23回目(平成14年)
    第23回目
    通小町
    狂言素袍落
    三輪
  • 第24回目(平成15年)
    第24回目
    経正
    狂言船渡聟
    安達原
  • 第25回目(平成16年)
    第25回目
    羽衣
    狂言二人袴
    猩々乱
  • 第26回目(平成17年)
    第26回目
    田村
    狂言樋の酒
    胡蝶
  • 第27回目(平成18年)
    第27回目
    養老
    狂言附子
    百萬
  • 第28回目(平成19年)
    第28回目
    清経
    狂言泣尼
    鵜飼
  • 第29回目(平成20年)
    第29回目
    東北
    狂言清水
    舎利
  • ※第30回目(平成21年)
    第30回目
    鶴亀
    狂言昆布売
    蝋燭能葵上
  • ※第31回目(平成22年)
    第31回目
    弱法師
    狂言地蔵舞
    紅葉狩
  • ※第32回目(平成23年)
    第32回目
    橋辨慶
    狂言土筆
    蝋燭能殺生石
  • ※第33回目(平成24年)
    第33回目
    巻絹
    狂言仏師
    蝋燭能船弁慶
  • ※第34回目(平成25年)
    第34回目
    小袖曽我
    狂言蚊相撲
    蝋燭能安達原
  • ※第35回目(平成26年)
    第35回目
    羽衣
    狂言蝸牛
    蝋燭能小鍛冶
  • 第36回目(平成27年)
    第36回目
    菊慈童
    狂言鬼瓦
  • 第37回目(平成28年)
    第37回目
    高砂
    狂言文山立
    鐵輪
  • 第38回目(平成29年)

    吉野天人天人揃
    狂言萩大名
    猩々乱
  • 第39回目(平成30年)

    隅田川
    狂言棒 縛
    鵺 白頭
  • 第40回目(令和元年)

    素謡神歌
    敦盛 二段之舞
    狂言末広
    半能石橋 大獅子
  • 第41回目(令和3年)

    富士太鼓
    狂言仏師
    葵上
  • 第42回目(令和4年)

    橋辨慶
    狂言土筆
    葛城

※第30回目〜第35回目は浅草公会堂にて台東薪能「台東蝋燭能」として上演。
※第41回は有観客での上演を中止し、収録、放送のみ行った。
※掲載されている全ての画像について無断転載等の二次使用を禁じます。


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