みんなが見たい優品展 パート13 中村不折コレクションから |
---|
日本人もあこがれた隋・唐時代の書 |
平成29年3月14日(火)~平成29年6月18日(日) |
会期中のイベントのごあんない
サービス★ウィーク台東区発足70周年を記念し、入館料がタダ!! | |
---|---|
日時 |
平成29年3月15日(水)~20日(月・祝) 期間中どなたでも無料で入館できます。 |
サクラ・ギャラリートーク「隋・唐時代の書」
(事前申込制)
日時 |
平成29年3月26日(日) 10:00~ 13:30~ |
---|---|
定員 |
会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。 応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。 |
申込方法 | 往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。 |
申込先 |
〒110-0003 台東区根岸2-10-4 台東区立書道博物館 サクラ・ギャラリートーク係 |
締切 | 平成29年3月15日(水)必着 |
サプライズ・ギャラリートーク「隋・唐時代の書」
(事前申込制)
ゲストキュレーターとともに、展示作品を新しい見方で解説!
日時 |
平成29年4月29日(土・祝) 10:00~ 13:30~ |
---|---|
定員 |
会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。 応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。 |
申込方法 | 往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。 |
申込先 |
〒110-0003 台東区根岸2-10-4 台東区立書道博物館 サプライズ・ギャラリートーク係 |
締切 | 平成29年4月19日(水) 必着 |
サンカしよう! ワークショップ「隋・唐時代の書に挑戦!」
(事前申込不要)
場所 | 台東区立書道博物館 新館(中村不折記念館)2階 会議室 |
---|---|
日時 | 平成29年3月26日(日) 平成29年4月29日(土・祝) 上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。 |
内容 | 好きな文字を選んで、色紙に書いてみよう! |
注意 | 事前申込は不要です。当日の観覧料のほか、参加費100円(材料費)が必要です。 |
台東区立書道博物館企画展 | ![]() |
---|---|
みんなが見たい優品展 パート13 中村不折コレクションから | |
日本人もあこがれた隋・唐時代の書 展示一覧 |
|
![]() ![]() 作品名の前に ![]() ![]() |
中村不折記念館
展示のご案内
【大型展示ケース】
1 | 孔子廟堂碑ー城武本ー | 虞世南(558~638)筆/唐・貞観2~4年(628~630) 宋(10~13世紀)再建 |
---|
2 | ![]() |
東晋~梁(4~6世紀) |
---|---|---|
3 | ![]() |
鄭道昭(?~516)筆/北魏・永平4年(511) |
4 | ![]() |
貝義淵(梁・6世紀頃)筆/梁・普通3年(522)以降 |
5 | ![]() |
北魏・景明2年(501) |
6 | ![]() |
北魏・景明3年(502) |
7 | ![]() |
陶弘景(456~536)筆/梁・天監13年(514) |
②隋時代の書
8 | 龍山公墓誌銘 | 隋・開皇20年(600) |
---|---|---|
9 | ![]() |
隋・仁寿2年(602) |
10 | ![]() |
隋・開皇17年(597) |
11 | ![]() |
智永(陳~隋・6世紀頃)筆/隋・6~7世紀 |
12 | ![]() |
隋・仁寿3年(603) |
13 | ![]() |
隋・大業5年(609) |
14 | ![]() |
智永(陳~隋・6世紀頃)筆/隋・6~7世紀 |
15 | 皇甫誕碑(明拓) | 欧陽詢(557~641)筆/唐・貞観期(627~649) |
---|---|---|
16 | 伊闕仏龕碑(旧拓) | 褚遂良(596~658)筆/唐・貞観15年(641) |
17 | 道因法師碑 | 欧陽通(?~691)筆/唐・龍朔3年(663) |
18 | ![]() |
欧陽詢筆/唐・貞観6年(632) |
19 | ![]() |
褚遂良筆/唐・永徽4年(653) |
20 | ![]() |
欧陽詢筆/唐・貞観6年(632) |
21 | ![]() |
褚遂良筆/唐・永徽4年(653) |
④顔真卿
22 | 祭姪文稿(余清斎帖所収) | 顔真卿(709~785)筆/唐・乾元元年(758) |
---|---|---|
23 | 送劉太冲序(戯鴻堂帖所収) | 顔真卿筆/唐・大暦7年(772)頃 |
24 | 顔勤礼碑 | 顔真卿筆/唐・大暦14年(779) |
25 | 玄秘塔碑 | 柳公権(778~865)筆/唐・会昌元年(841) |
26 | ![]() |
顔真卿筆/唐・大暦6年(771) |
27 | ![]() |
顔真卿筆/唐・大暦6年(771) |
28 | 蘇玉華墓誌銘 | 欧陽詢筆/唐・武徳2年(619) |
---|---|---|
29 | 破邪論序 | 虞世南筆/唐・7世紀 |
30 | 蕭勝墓誌銘 | 褚遂良筆/唐・永徽2年(651) |
31 | 同州聖教序(明拓) | 褚遂良筆/唐・龍朔3年(663) |
32 | ![]() |
欧陽詢筆/唐・7世紀 |
33 | ![]() |
虞世南筆/唐・7世紀 |
34 | ![]() |
欧陽詢筆/唐・貞観9年(635) |
35 | ![]() |
虞世南筆/唐・貞観10年(636) |
36 | 屛風書 | 唐太宗(598~649)筆/唐・貞観14年(640) |
---|---|---|
37 | ![]() |
欧陽詢筆/唐・貞観11年(637) |
38 | ![]() |
褚遂良筆/唐・永徽3年(652)頃 |
39 | ![]() |
竇懐哲(唐・6~7世紀頃)筆/唐・顕慶4年(659) |
40 | ![]() |
唐高宗(628~683)筆/唐・儀鳳2年(677) |
41 | ![]() |
暢整(唐・7世紀)筆/唐・麟徳元年(664) |
42 | ![]() |
唐・乾封元年(666) |
43 | 出師表(滋蕙堂墨宝所収) | 李邕(678~747)筆/唐・8世紀 |
---|---|---|
44 | 李玄静碑(宋拓) | 張従申(唐・8世紀頃)筆/唐・大暦7年(772) |
45 | 景教流行中国碑(出土初拓) | 呂秀巌(唐・8世紀頃)筆/唐・建中2年(781) |
46 | ![]() |
孫過庭(唐・7世紀)筆/唐・垂拱3年(687) |
47 | ![]() |
孫過庭筆/唐・垂拱3年(687) |
48 | 嵩陽観聖徳感応頌 | 徐浩(703~782)筆/唐・天宝3載(744) |
---|---|---|
49 | 般若台銘 | 李陽冰(唐・8世紀頃)筆/唐・大暦7年(772) |
⑨隋・唐時代の肉筆
50 | ![]() |
隋・開皇17年(597) |
---|---|---|
51 | ![]() |
唐・上元2年(675) |
52 | ![]() |
隋・大業3年(607) |
53 | ![]() |
唐・永徽3年(652)頃 |
54 | 草書孝経ー宮内鉤模本ー | 伝賀知章(659~744)筆/唐・7~8世紀 |
---|---|---|
55 | 月下独酌(偽絳帖所収) | 李白(701~762)筆/唐・8世紀 |
54 | 白鸚鵡賦 | 韓愈(768~824)筆/唐・8~9世紀 |
57 | 陸譲碑 | 郭儼(唐・7世紀)筆/唐・貞観17年(643) |
---|---|---|
58 | 鄭仁愷碑 | 唐・8世紀頃 |
⑫新たな表現
59 | 千字文残本 | 張旭(唐・8世紀頃)筆/唐・8世紀 |
---|---|---|
60 | 自叙帖(宋拓) | 懐素(唐・8世紀)筆/唐・大暦12年(777) |
61 | 行書七言聯 | 何紹基(1799~1873)筆/清・19世紀 |
---|---|---|
62 | 行書五言聯 | 劉墉(1719~1804)筆/清18~19世紀 |
63 | 行書八言聯 | 翁同龢(1830~1904)筆/清19~20世紀 |
64 | 行書東坡句軸 | 楊守敬(1839~1915)筆/清~民国・19~20世紀 |
65 | 摩訶般若波羅蜜多心経 | 伝空海(774~835)筆/平安・9世紀 |
66 | 楷書盧仝詩「茶歌」軸 | 巻菱湖(1777~1843)筆/江戸・19世紀 |
67 | ![]() |
翁方綱(1733~1818)筆/清・18~19世紀 |
68 | ![]() |
巻菱湖筆/江戸・天保10年(1839) |
69 | 平歩青天・中村鈼印・不折 | 初世中村蘭台(1856~1915)作/明治・20世紀 |
---|---|---|
70 | 霩然無聖 | 初世中村蘭台作/明治・20世紀 |
71 | 不折鑑蔵金石 | 王大炘(1869~1924)作/民国8年(1919) |
72 | 野鶴閑雲 | 斉白石(1863~1957)作/中華人民共和国・20世紀 |
73 | 『蘭亭序』 | 中村不折(1866~1943)筆/大正元年(1912) |
---|---|---|
74 | 白鳥先生碑 | 中村不折筆/昭和2年(1927) |
75 | 春景山水図軸 | 中村不折筆/大正~昭和・20世紀 |
76 | 裸体習作(男子立像) | 中村不折筆/1902~1903年 |
77 | 老人半身像 | 中村不折筆/1903~1905年 |
78 | 由緒ある中村不折氏の邸宅(『土地と家屋』) | 大正4年(1915) |
79 | 十二支帖 | 中村不折筆/明治42年(1909) |
80 | 羅漢像 | 中村不折作/大正~昭和(20世紀) |
77 | ![]() |
中村不折筆/大正~昭和(20世紀) |
書道博物館本館(東京都指定史跡)
書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。
【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 |
題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。 隆命刻石(前漢/前3~1世紀) 冢土断碑(後漢・光和年間/178~183) |
---|---|
石 経 |
儒教の経典を刻んだ石。 三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248) 三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248) |
造像碑 |
仏像を彫刻した石碑。 高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504) 功起君等造像碑(東魏・武定3年/545) |
墓 表 |
埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。 呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402) |
仏 像 |
故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。 三尊仏石像(北魏・武泰元年/528) 阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711) |
【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 |
古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。 璧(殷/前16~?前11世紀) 琀(漢/前3~3世紀) 鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀) |
---|---|
陶 文 | 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。 |
俑 |
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。 牛車(漢/前3~3世紀) 婦人立像(唐/7~10世紀) 馬の塑像(唐/7~10世紀) など |
仏 像 |
第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。 菩薩半跏像(東魏・武定2年/544) 七仏像(隋・義寧元年/617) など |
鮑綦造塔記 |
(北魏・太平真君3年/442) 北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。 |
牌 | 札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。 |
塼 |
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。 急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。 永元塼(後漢・永元6年/94) 永寧塼(後漢・永寧元年/120) など |
瓦当文 |
建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。 饕餮文瓦当(春秋戦国) 瓦当「万歳冢当」(後漢) 瓦当「長楽未央」(後漢) など |
熹平石経残石 |
(漢・熹平年間/172~178) 儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。 |
墓 誌 |
故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。 司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535) 劉浩墓誌銘(唐) など |
【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
青銅器 |
青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
|
|||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
武 器 |
実戦や祭祀で使用。 【重要美術品】戈(秦/前3世紀頃) など |
|||||||||||||||
墓 券 |
墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。 延熹四年墓券(漢/前3~3世紀) 光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など |
|||||||||||||||
板 碑 | 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。 |
【第5展示室 2F】甲骨文、鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
甲骨文 | 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。 |
---|---|
陶 瓶 |
土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。 熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172) 【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など |
鏡 鑑 |
鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。 【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253) 【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など |
璽 印 | 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。 |
墨 |
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。 古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125) 青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など |
硯 |
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。 陶硯(漢/前3~3世紀) 古温州石硯(唐/7~10世紀) 蘭亭硯(宋/10~13世紀) など |
経 筒 | 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。 |
柄香爐 | 僧が手に持って献香するためのもの。 |
磬 | 上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。 |
鰐 口 | 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。 |