台東区立書道博物館企画展 |
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あの人、こんな字!―歴史上の人物たち―【中国編】 |
開催期間:平成29年 6月27日(火) ~ 平成29年 12月17日(日) |
中国編 ![]() 中国編 ![]() ※当館ウェブサイト内の文章・画像の複写・転載はご遠慮ください。 |
会期中のイベントのごあんない
書道博物館バースデー抽選会
11月3日(金・祝)に来館された方に 抽選でバースデープレゼント贈呈! |
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ギャラリートーク 「あの人、こんな字!―歴史上の人物たち―」<中国編>(事前申込制)
日時 |
平成29年10月1日(日) ①10:00~ ②13:30~ 平成29年11月12日(日) ③10:00~ ④13:30~ |
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定員 |
会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。 応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。 |
申込方法 | 往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。 |
申込先 |
〒110-0003 台東区根岸2-10-4 台東区立書道博物館 ギャラリートーク係 |
締切 |
①②平成29年9月20日(水)必着 ③④平成29年11月1日(水)必着 |
ワークショップ「有名人の書をかこう!」
日時 |
平成29年10月1日(日) 平成29年11月12日(日) 上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。 |
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内容 | 好きな文字を選んで書いてみよう! |
注意 | 事前申込は不要ですが、当日の観覧料のほかに参加費100円(材料費)が必要です。 |
台東区立書道博物館企画展 | ![]() |
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あの人、こんな字!―歴史上の人物たち―【中国編】 展示一覧 |
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中国編 ![]() 中国編 ![]() |
中村不折記念館
展示のご案内
【大型展示ケース】
①歴代中国皇帝の書1
1 | 万年宮銘 | 唐高宗(628~683)筆/唐・永徽5年(654) |
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2 | 昇仙太子碑 | 則天武后(624~705)筆/唐・武后聖暦2年(699) |
3 | 清霄玉清万寿宮碑 | 北宋徽宗(1082~1135)筆/北宋・宣和元年(1119) |
②秦の始皇帝と刻石
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李斯(?~前208)筆/秦(前219) |
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李斯 筆/秦(前219) |
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李斯 筆/秦(前219) |
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王羲之 筆/東晋・永和9年(353) |
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王羲之 筆/東晋・永和9年(353) |
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王羲之(303~361)/東晋・永和12年(356) |
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王羲之 筆/東晋・永和12年(356) |
11 | 洛神賦十三行 | 王献之(344~388)筆/東晋・4世紀 |
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王羲之 筆/唐・咸亨3年(672) |
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王羲之 筆/唐・開元9年(721) |
④唐時代 ―唐の四大家を中心に―
14 | 温彦博碑 | 欧陽詢(557~641)筆/唐・貞観11年(637) |
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15 | 孔子廟堂碑ー陝西本ー | 虞世南(558~638)筆/唐・貞観2~4年(628~630) |
16 | 雁塔聖教序 | 褚遂良(596~658)筆/唐・永徽4年(653) |
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賢首国師(643~712)筆/唐・如意元年(692)頃 |
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賢首国師 筆/唐・如意元年(692)頃 |
19 | 争坐位稿(明拓) | 顔真卿(709~785)筆/唐・広徳2年(764) |
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蔡襄(1012~1067)筆/北宋・至和2年(1055) |
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蘇軾(1036~1101)筆/北宋・11~12世紀 |
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蘇軾 筆/北宋・11~12世紀 |
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黄庭堅(1045~1105)筆/北宋・崇寧元年(1102) |
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黄庭堅 筆/北宋~11~12世紀 |
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米芾(1051~1107)筆/北宋・12世紀 |
26 | 与太子書(停雲館帖所収) | 司馬光(1019~1086)筆/北宋・11世紀 |
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27 | 著作明府帖(停雲館帖所収) | 王安石(1021~1086)筆/北宋・11世紀 |
28 | 熊本碑(宋拓) | 蔡京(1047~1126)筆/北宋・紹聖3年(1096) |
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29 | 尺牘(南雪斎蔵真帖所収) | 岳飛(1103~1141)筆/南宋・12世紀 |
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李白(701~762)筆/唐・8世紀) |
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31 | 張好々詩(秋碧堂帖所収) | 杜牧(803~853)筆/唐・9世紀 |
32 | 老友帖(停雲館帖所収) | 陸游(1125~1209)筆/南宋・11~12世紀 |
33 | 蘭亭序跋 | 朱熹(1130~1200)筆/南宋・淳熙9年(1182) |
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34 | 尺牘(三希堂帖所収) | 王守仁(1472~1528)筆/明・16世紀 |
35 | 行草書詩冊 | 宋濂(1310~1381)筆/明・14世紀 |
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36 | 涅槃経碑跋 | 林則徐(1785~1850)筆/清・19世紀 |
37 | 王基残碑題簽 | 王懿栄(1845~1900)筆/清・19世紀 |
38 | 異趣帖(三希堂帖所収) | 梁武帝(464~549)筆/梁・6世紀 |
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39 | ![]() |
唐太宗(598~649)筆/唐・貞観20年(646) |
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唐太宗 筆/唐・貞観22年(648) |
41 | 龍角山慶唐観紀聖銘 | 唐玄宗(685~762)筆/唐・開元17年(729) |
42 | 行書千字文(三希堂帖所収) | 南宋高宗(1107~1187)筆/南宋・紹興23年(1153) |
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乾隆帝(1711~1799)筆/清・乾隆12年(1747) |
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乾隆帝(1711~1799)筆/清・乾隆13年(1748) |
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溥儒(1897~1963)筆/中華民国・20世紀 |
⑫清~民国時代の政治家の書
46 | 朱岱林墓誌銘跋 | 康有為(1858~1927)筆/中華民国12年(1927) |
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47 | 行書陳師道七言絶句巻 | 黎元洪(1864~1928)筆/中華民国6年(1917) |
⑬特別展示 ―三国時代の書―
48 | 受禅表(明初拓) | 三国(魏)・黄初元年(220)以後 |
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49 | 宣示表 (淳化閣帖所収) | 鍾繇(151~230)筆/三国(魏)・黄初2年(221) |
50 | 曹真残碑(出土初拓) | 三国(魏)・青龍3~4年(235~236) |
51 | 曹真残碑 | 三国(魏)・青龍3~4年(235~236) |
52 | 三体石経(第三石) | 三国(魏)・正始期(240~248) |
53 | 三体石経(第五石) | 三国(魏)・正始期(240~248) |
54 | 天発神讖碑(宋拓) | 三国(呉)・天璽元年(276) |
55 | 封禅国山碑 | 蘇建(呉・3世紀頃)筆/三国(呉)・天璽元年(276) |
56 | 文武帖(淳化閣帖所収) | 皇象(呉・3世紀頃)筆/三国(呉)・3世紀頃 |
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北朝・5世紀 |
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北朝・5世紀 |
59 | 玄莫帖(汝帖所収) | 諸葛亮(181~234)筆/三国・蜀(3世紀) |
60 | 出師表(滋蕙堂墨宝所収) | 李邕(678~747)筆/唐・8世紀 |
61 | 出師表(南雪斎蔵真帖所収) | 祝允明(1460~1526)筆/明・正統9年(1514) |
62 | 平復帖(秋碧堂帖所収) | 陸機(261~303)筆/三国~西晋(3~4世紀) |
【書】
赤壁賦 | 中村不折 筆 |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
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中村不折 筆/大正~昭和(20世紀) |
『那破翁』装幀 | 中村不折 筆/明治34年(1901) |
『吾輩ハ猫デアル』挿絵(復刻版) | 中村不折(1866~1943)筆/明治38年(1905) |
『ろびんそんくるそう』装幀 | 中村不折 筆/明治44年(1911) |
『芸術解剖学』装幀 | 中村不折 筆/大正4年(1915) |
『菅公御伝記』題字 | 中村不折 筆/昭和4年(1929) |
十二支帖 | 中村不折 筆/明治~大正(20世紀) |
書道博物館本館(東京都指定史跡)
書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。
【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 |
題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。 隆命刻石(前漢/前3~1世紀) 冢土断碑(後漢・光和年間/178~183) |
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石 経 |
儒教の経典を刻んだ石。 三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248) 三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248) |
造像碑 |
仏像を彫刻した石碑。 高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504) 功起君等造像碑(東魏・武定3年/545) |
墓 表 |
埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。 呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402) |
仏 像 |
故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。 三尊仏石像(北魏・武泰元年/528) 阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711) |
【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 |
古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。 璧(殷/前16~?前11世紀) 琀(漢/前3~3世紀) 鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀) |
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陶 文 | 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。 |
俑 |
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。 牛車(漢/前3~3世紀) 婦人立像(唐/7~10世紀) 馬の塑像(唐/7~10世紀) など |
仏 像 |
第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。 菩薩半跏像(東魏・武定2年/544) 七仏像(隋・義寧元年/617) など |
鮑綦造塔記 |
(北魏・太平真君3年/442) 北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。 |
牌 | 札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。 |
塼 |
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。 急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。 永元塼(後漢・永元6年/94) 永寧塼(後漢・永寧元年/120) など |
瓦当文 |
建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。 饕餮文瓦当(春秋戦国) 瓦当「万歳冢当」(後漢) 瓦当「長楽未央」(後漢) など |
熹平石経残石 |
(漢・熹平年間/172~178) 儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。 |
墓 誌 |
故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。 司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535) 劉浩墓誌銘(唐) など |
【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
青銅器 |
青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
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武 器 |
実戦や祭祀で使用。 【重要美術品】戈(秦/前3世紀頃) など |
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墓 券 |
墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。 延熹四年墓券(漢/前3~3世紀) 光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など |
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板 碑 | 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。 |
【第5展示室 2F】甲骨文、鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
甲骨文 | 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。 |
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陶 瓶 |
土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。 熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172) 【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など |
鏡 鑑 |
鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。 【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253) 【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など |
璽 印 | 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。 |
墨 |
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。 古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125) 青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など |
硯 |
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。 陶硯(漢/前3~3世紀) 古温州石硯(唐/7~10世紀) 蘭亭硯(宋/10~13世紀) など |
経 筒 | 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。 |
柄香爐 | 僧が手に持って献香するためのもの。 |
磬 | 上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。 |
鰐 口 | 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。 |