呉昌碩とその時代-苦鉄没後90年-【終了しました】
台東区立書道博物館特別展 |
東京国立博物館との連携企画 第15弾 |
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呉昌碩とその時代-苦鉄没後90年- |
開催期間:平成30年1月4日(木)~平成30年3月4日(日)
期間中、下記の日程で展示替えを行います。 |
前期:平成30年1月4日(木)~1月28日(日)
後期:平成30年1月30日(火)~3月4日(日) |
ギャラリートーク「呉昌碩とその時代」(事前申込制)
日時 |
平成30年1月16日(火)
①11:00~
平成30年2月18日(日)
②10:00~ ③13:30~ |
定員 |
会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。
応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。 |
申込方法 |
往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。 |
申込先 |
〒110-0003台東区根岸2-10-4
台東区立書道博物館ギャラリートーク係 |
締切 |
①平成30年1月9日(火)必着
②③平成30年2月7日(水)必着 |
ワークショップ「呉昌碩の書に挑戦!」
場所 |
台東区立書道博物館 新館(中村不折記念館)2階 会議室 |
日時 |
平成30年2月18日(日)
上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。 |
注意 |
事前申込は不要ですが、当日の観覧料のほかに参加費100円(材料費)が必要です。 |
展示のご案内
【1F 第1展示フロア-】
【大型展示ケース】
①呉昌碩と金石の書
全期間展示/平成30年1月4日(木)~平成30年3月4日(日)
番号 |
作品名 |
作者 |
成立年代 |
所蔵機関 |
1 |
石鼓文-天一閣本- |
阮元(1764~1849) |
清・嘉慶2年(1797) |
台東区立書道博物館 |
2 |
臨庚羆卣銘横披 |
呉昌碩(1844~1927) |
清・光緒24年(1898) |
個人 |
前期展示/平成30年1月4日(木)~平成30年1月28日(日)
3 |
漢塼識語軸 |
呉昌碩 |
清・光緒14年(1888) |
個人 |
4 |
泰山刻石識語軸 |
呉昌碩 |
民国14年(1925) |
個人 |
5 |
臨散氏盤銘軸 |
呉昌碩 |
清(19~20世紀)(1898) |
個人 |
6 |
虢叔旅鐘識語軸 |
呉昌碩 |
清(19~20世紀)(1898) |
個人 |
後期展示/平成30年1月30日(火)~平成30年3月4日(日)
7 |
篆書七言聯 |
呉昌碩 |
清・宣統2年(1910) |
台東区立書道博物館 |
8 |
臨石鼓文軸 |
呉昌碩 |
民国7年(1918) |
台東区立書道博物館 |
9 |
臨石鼓文軸 |
呉昌碩 |
民国14年(1925) |
東京国立博物館 |
【展示ケース】
②~⑤呉昌碩の篆刻
10 |
「癖斯」白文方印 |
呉昌碩 |
清・同治13年(1874) |
個人 |
11 |
「今年政七十邪」朱文方印 |
呉昌碩 |
清・光緒8年(1882) |
個人 |
12 |
「孫漱石」朱文方印 |
呉昌碩 |
清・光緒12年(1886) |
個人 |
13 |
「重威私印」白文方印 |
呉昌碩 |
清・光緒22年(1896) |
個人 |
14 |
「老復丁」白文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
15 |
「臞叟」白文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
16 |
「簡廬」白文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
17 |
「簡廬」朱文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
18 |
「宗藩長寿」白文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
19 |
「煙海」朱文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
20 |
「缶主人」白文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
21 |
「缶」朱文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
22 |
「缶」朱文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
23 |
「聚徳堂」朱文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
24 |
「阿南衡印」白文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
25 |
「且飲墨瀋一斗」白文方印 |
呉昌碩 |
清・宣統元年(1909) |
個人 |
26 |
「古鄣」白文方印 |
呉昌碩 |
清・宣統3年(1911) |
個人 |
27 |
「豪猪先生」白文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
台東区立書道博物館 |
28 |
「村鈼」朱文方印 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
台東区立書道博物館 |
【2F 第2展示フロア-】
⑥呉昌碩の書画
全期間展示/平成30年1月4日(木)~平成30年3月4日(日)
29 |
篆書孟子章句扇面 |
呉昌碩 |
清・光緒7年(1881) |
個人 |
30 |
草書扇面 |
呉昌碩 |
清・光緒12年(1886) |
個人 |
31 |
彝器款識冊 |
呉昌碩 |
清・光緒12年(1886)頃 |
個人 |
32 |
缶廬詩翰 |
呉昌碩 |
民国5年(1916) |
京都国立博物館 |
33 |
臨秦権量銘軸 |
呉昌碩 |
民国8年(1919) |
個人 |
34 |
尺牘冊 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
35 |
石権銘 |
|
秦(前3世紀) |
台東区立書道博物館 |
36 |
詩稿冊 |
楊峴(1819~1896)筆 |
清(19世紀) |
個人 |
37 |
呉昌碩写真 |
|
民国10年(1921) |
台東区立朝倉彫塑館 |
前期展示/平成30年1月4日(木)~平成30年1月28日(日)
38 |
臨石鼓文扇面 |
呉昌碩 |
清・光緒26年(1900) |
個人 |
39 |
石榴図扇面 |
呉昌碩 |
清・光緒29年(1903) |
東京国立博物館 |
40 |
行書七言律詩二首扇面 |
呉昌碩 |
民国10年(1921) |
個人 |
41 |
漢塼識語扇面 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
42 |
梅花図軸 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
後期展示/平成30年1月30日(火)~平成30年3月4日(日)
43 |
墨梅図扇面 |
呉昌碩 |
民国9年(1920) |
個人 |
44 |
臨石鼓文扇面 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
45 |
草書扇面 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
46 |
草書扇面 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
【特別展示室 2F】
⑦安国旧蔵石鼓文
全期間展示/平成30年1月4日(木)~平成30年3月4日(日)
47 |
銅権 |
|
秦(前3世紀) |
台東区立書道博物館 |
48 |
秦詔版 |
|
秦(前3世紀) |
台東区立書道博物館 |
前期展示/平成30年1月4日(木)~平成30年1月28日(日)
49 |
石鼓文-先鋒本- |
|
戦国(前5~前4世紀) |
三井記念美術館 |
50 |
石鼓文-安国第三本- |
|
戦国(前5~前4世紀) |
三井記念美術館 |
51 |
泰山刻石-百六十五字本- |
李斯(?~前208) |
秦(前219) |
台東区立書道博物館 |
後期展示/平成30年1月30日(火)~平成30年3月4日(日)
52 |
石鼓文-中権本- |
|
戦国(前5~前4世紀) |
三井記念美術館 |
53 |
石鼓文-後勁本- |
|
戦国(前5~前4世紀) |
三井記念美術館 |
54 |
石鼓文-安国本- |
|
戦国(前5~前4世紀) |
台東区立書道博物館 |
55 |
泰山刻石-十字本- |
李斯 |
秦(前219) |
台東区立書道博物館 |
⑧寿蘇詞
全期間展示/平成30年1月4日(木)~平成30年3月4日(日)
56 |
行書李白仙詩巻識語 |
長尾雨山他 筆 |
大正~昭和(20世紀) |
台東区立書道博物館 |
期間限定特別展示/平成30年1月30日(火)~平成30年2月11日(日)
57 |
重要文化財行書李白仙詩巻 |
蘇軾(1036~1101)筆 |
北宋・元祐8年(1093) |
大阪市立美術館 |
前期展示/平成30年1月4日(木)~平成30年1月28日(日)
58 |
蘇東坡像軸 |
狩野伊川院栄信(1775~1828) |
江戸(19世紀) |
東京国立博物館 |
59 |
行書寿蘇詞軸 |
呉昌碩 |
民国8年(1919) |
京都国立博物館 |
後期展示/平成30年1月30日(火)~平成30年3月4日(日)
60 |
東坡抱硯図軸 |
王一亭筆 |
民国8年(1919) |
大阪市立美術館 |
61 |
呉昌碩像軸 |
任伯年筆 |
清・光緒12年(1886) |
個人 |
【中村不折記念室 2F】
⑨呉昌碩の識語
全期間展示/平成30年1月4日(木)~平成30年3月4日(日)
62 |
開通褒斜道刻石識語 |
呉昌碩 |
民国元年(1912) |
台東区立書道博物館 |
63 |
行書後赤壁賦巻識語 |
呉昌碩 |
民国2年(1913) |
台東区立書道博物館 |
⑩呉昌碩ワールド
全期間展示/平成30年1月4日(木)~平成30年3月4日(日)
64 |
白蓮図軸 |
呉昌碩 |
民国8年(1919) |
台東区立朝倉彫塑館 |
65 |
老松図軸 |
呉昌碩 |
民国9年(1920) |
台東区立朝倉彫塑館 |
66 |
松図軸 |
孫松(1882~1962) |
民国13年(1924) |
台東区立朝倉彫塑館 |
67 |
呉昌碩写真 |
|
民国15年(1926) |
個人 |
前期展示/平成30年1月4日(木)~平成30年1月28日(日)
68 |
墨梅図軸 |
呉昌碩 |
清・光緒14年(1888) |
個人 |
69 |
隷書五字軸 |
呉昌碩 |
清・光緒29年(1903) |
京都国立博物館 |
70 |
篆書七言聯 |
呉昌碩 |
民国2年(1913) |
京都国立博物館 |
71 |
行書空海七言絶句軸 |
呉昌碩 |
民国3年(1914) |
個人 |
72 |
徂徠松図軸 |
呉昌碩 |
民国4年(1915) |
個人 |
73 |
水仙図軸 |
呉昌碩 |
民国5年(1916) |
個人 |
74 |
行書七言絶句雪景之詩軸 |
呉昌碩 |
民国7年(1918) |
個人 |
75 |
竹石図軸 |
呉昌碩 |
民国10年(1921) |
台東区立朝倉彫塑館 |
76 |
風竹図軸 |
孫松 |
民国14年(1925) |
台東区立朝倉彫塑館 |
後期展示/平成30年1月30日(火)~平成30年3月4日(日)
77 |
行書張雪林五言絶句軸 |
趙之謙(1829~1884)筆 |
清(19世紀) |
個人 |
78 |
臨石鼓文軸 |
呉昌碩 |
民国元年(1912) |
個人 |
79 |
篆書「觴詠墨縁」軸 |
呉昌碩 |
民国元年(1912) |
京都国立博物館 |
80 |
梅枝清影図軸 |
呉昌碩 |
民国4年(1915) |
個人 |
81 |
藤花爛漫図軸 |
呉昌碩 |
民国5年(1916) |
個人 |
82 |
篆書七言聯・桃花図軸 |
呉昌碩 |
民国6年(1917) |
京都国立博物館 |
83 |
修竹図軸 |
呉昌碩 |
民国11年(1922) |
個人 |
84 |
行書七言絶句即景詩軸 |
呉昌碩 |
民国12年(1923) |
個人 |
85 |
臨石鼓文軸 |
呉昌碩 |
清~民国(19~20世紀) |
個人 |
⑪沈氏研林 ―沈石友との交流―
86 |
沈氏研林所載硯
鳴堅白斎写梅硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]清・光緒31年(1905) |
個人 |
87 |
沈氏研林所載硯
蒲衣一目硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]民国3年(1914) |
個人 |
88 |
沈氏研林所載硯
張東村魁硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]民国4年(1915) |
京都国立博物館 |
89 |
沈氏研林所載硯
双鵝硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]清~民国(19~20世紀) |
個人 |
90 |
沈氏研林所載硯
蓮葉硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]清~民国(19~20世紀) |
個人 |
91 |
沈氏研林所載硯
玄圭硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]清~民国(19~20世紀) |
京都国立博物館 |
92 |
沈氏研林所載硯
貝葉硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]清~民国(19~20世紀) |
個人 |
93 |
沈氏研林所載硯
鉏硯 |
[銘]呉昌碩 他 筆 |
[呉昌碩銘]清~民国(19~20世紀) |
個人 |
94 |
沈氏研林 |
沈石友輯沈若懐編 |
民国12年(1923) |
個人 |
書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。
【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 |
題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。
隆命刻石(前漢/前3~1世紀)
冢土断碑(後漢・光和年間/178~183) |
石 経 |
儒教の経典を刻んだ石。
三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248) |
造像碑 |
仏像を彫刻した石碑。
高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504)
功起君等造像碑(東魏・武定3年/545) |
墓 表 |
埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。
呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402) |
仏 像 |
故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。
三尊仏石像(北魏・武泰元年/528)
阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711) |
【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 |
古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。
璧(殷/前16~?前11世紀)
琀(漢/前3~3世紀)
鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀) |
陶 文 |
陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。 |
俑 |
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。
牛車(漢/前3~3世紀)
婦人立像(唐/7~10世紀)
馬の塑像(唐/7~10世紀) など |
仏 像 |
第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。
菩薩半跏像(東魏・武定2年/544)
七仏像(隋・義寧元年/617) など |
鮑綦造塔記 |
(北魏・太平真君3年/442)
北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。 |
牌 |
札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。 |
塼 |
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。
急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。
永元塼(後漢・永元6年/94)
永寧塼(後漢・永寧元年/120) など |
瓦当文 |
建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。
饕餮文瓦当(春秋戦国)
瓦当「万歳冢当」(後漢)
瓦当「長楽未央」(後漢) など |
熹平石経残石 |
(漢・熹平年間/172~178)
儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。 |
墓 誌 |
故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。
司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535)
劉浩墓誌銘(唐) など |
【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
青銅器 |
青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
鼎 |
煮炊き用の器。 |
? |
穀物を盛る器。 |
鐘 |
楽器。 |
盤 |
水を受ける器。 |
尊 |
酒を温めて注ぐ器。 |
卣 |
酒を入れる器。 |
壷 |
酒や水を入れる器。 |
|
|
武 器 |
実戦や祭祀で使用。
【重要美術品】戈(秦/前3世紀頃) など |
墓 券 |
墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。
延熹四年墓券(漢/前3~3世紀)
光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など |
板 碑 |
死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。 |
【第5展示室 2F】甲骨文、鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
甲骨文 |
現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。 |
陶 瓶 |
土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。
熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172)
【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など |
鏡 鑑 |
鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。
【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253)
【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など |
璽 印 |
官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。 |
墨 |
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。
古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125)
青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など |
硯 |
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。
陶硯(漢/前3~3世紀)
古温州石硯(唐/7~10世紀)
蘭亭硯(宋/10~13世紀) など |
経 筒 |
経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。 |
柄香爐 |
僧が手に持って献香するためのもの。 |
磬 |
上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。 |
鰐 口 |
祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。 |