王羲之おうぎし書法しょほう残影ざんえい唐時代とうじだいへの道程みちのり【終了しました】

台東区立書道博物館企画展 王羲之書法の残影
王羲之おうぎし書法しょほう残影ざんえい唐時代とうじだいへの道程みちのり
平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
期間中、下記の日程で展示替えを行います。
前 期:平成31年1月4日(金)~2月3日(日)
後 期:平成31年2月5日(火)~3月3日(日)
今回で16回目となる東京国立博物館と台東区立書道博物館の連携企画は、中国南北朝時代の書です。王羲之おうぎしが活躍した東晋時代と、虞世南ぐせいなん欧陽詢おうようじゅん褚遂良ちょすいりょう顔真卿がんしんけいらが活躍した唐時代は、諸が最も高い水準に到達しました。数多くの名品が誕生した東晋と唐の双方を結ぶ懸け橋となるのが、439年から589年までの150年におよぶ南北朝時代です。今回は東晋時代から唐時代までの書の道のりを拓本や肉筆資料でご案内します。


ギャラリートーク「王羲之から唐時代へ」

(事前申込制)

日時 2019年1月20日(日)
①10:00~②13:30~
2019年2月19日(火)
③11:00~
定員 会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。
応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。
申込方法 往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。
申込先 〒110-0003 台東区根岸2-10-4
台東区立書道博物館 ギャラリートーク係
締切 ①②2019年1月11日(金)必着
 ③2019年2月12日(火)必着

ワークショップ「博物館で書き初めを!」

場所 台東区立書道博物館 新館(中村不折記念館)2階 会議室
日時 2019年1月20日(日)、2月19日(火)
上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。
注意 事前申込は不要ですが、当日の観覧料のほかに参加費100円(材料費)が必要です。
※展示作品の字を少し練習して頂き、色紙に清書するワークショップです。学校の書初めを指導するコーナーではありません。


展示のご案内

展示のご案内

施設の都合上、順路が複雑になっております。どうかご了承ください。


【1F 第1展示フロア-】
【大型展示ケース】
①整本で見る南北朝時代の書
全期間展示/平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
1 鄭羲上碑ていぎじょうひ 鄭道昭ていどうしょう(?~516) 北魏・永平4年(511) 台東区立書道博物館
2 瘞鶴銘えいかくめい水拓本すいたくぼん 陶弘景とうこうけい(456~536) 梁・天監13年(514) 台東区立書道博物館
【前期展示】/平成31年1月4日(木)~平成31年2月3日(日)
3 蘭亭図巻らんていずかん乾隆本けんりゅうぼん 王羲之おうぎし(303~361) 他 清・乾隆45年(1780) 東京国立博物館
【後期展示】/平成31年2月5日(火)~平成31年3月3日(日)
4 伯遠帖はくえんじょう 王珣おうじゅん(349~400) 東晋(4世紀) 東京国立博物館
5 蘭亭図巻ー万暦小本ばんれきしょうほん 王羲之 他 明・万暦30年(1602) 五島美術館
【展示ケース】
【南朝の書】
王羲之おうぎし王献之おうけんしとその周辺
全期間展示/平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
6 黄庭経こうていきょう 王羲之 東晋・永和12年(356) 五島美術館
(宇野雪村コレクション)
7 姨母帖いぼじょう(真賞斎帖しんしょうさいじょう所収) 王羲之 東晋(4世紀) 台東区立書道博物館
8 廿九日帖にじゅうくにちじょう(真賞斎帖所収) 王献之おうけんし(344~388) 東晋(4世紀) 台東区立書道博物館
9 中秋帖ちゅうしゅうじょう(余清斎帖よせいさいじょう所収) 王献之 東晋(4世紀) 台東区立書道博物館
【前期展示】/平成31年1月4日(木)~平成31年2月3日(日)
10 十七帖じゅうしちじょう欠十七行本けつじゅうしちぎょうぼん 王羲之 東晋(4世紀) 台東区立書道博物館
【後期展示】/平成31年2月5日(火)~平成31年3月3日(日)
11 十七帖ー王穉登本おうちとうぼん 王羲之 東晋(4世紀) 台東区立書道博物館
【期間限定特別展示】/平成31年1月4日(水)~平成31年2月11日(日)
12 定武蘭亭序ていぶらんていじょ韓珠船本かんじゅせんぼん 王羲之 東晋・永和9年(353) 台東区立書道博物館
【期間限定特別展示】/平成31年2月13日(水)~平成31年3月3日(日)
13 定武蘭亭序ー独孤本どくこほん 王羲之 東晋・永和9年(353) 東京国立博物館
法帖ほうじょう南朝なんちょう書簡しょかん
【前期展示】/平成31年1月4日(木)~平成31年2月3日(日)
14 伯遠帖 王珣 東晋(4世紀) 東京国立博物館
15 行草書日月帖ぎょうそうしょにちげつじょう
(「欽定重刻淳化閣帖きんていじゅうこくじゅんかかくじょう」所収)
孔琳之こうりんし(369~423) 東晋~宋(5世紀) 台東区立書道博物館
【後期展示】/平成31年2月5日(火)~平成31年3月3日(日)
16 行草書昨還帖ぎょうそうしょさくかんじょう
(「欽定重刻淳化閣帖」所収)
謝荘しゃそう(421~466) 宋(5世紀) 台東区立書道博物館
17 行草書至節帖ぎょうそうしょしせつじょう
(「欽定重刻淳化閣帖」所収)
王筠おういん(481~549) 梁(6世紀) 台東区立書道博物館
南朝なんちょう石碑せきひ
全期間展示/平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
18 爨宝子碑さんぽうしひ 東晋・義熙元年(405) 台東区立書道博物館
19 爨龍顔碑さんりょうがんひ 劉宋・太明2年(458) 台東区立書道博物館
20 劉懐民墓誌銘りゅうかいみんぼしめい 劉宋・大明8年(464) 台東区立書道博物館
【2F 第2展示フロア-】
【北朝の書】
⑤北朝の書
全期間展示 / 平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
21 中嶽嵩高霊廟碑ちゅうがくすうこうれいびょうぴ 北魏・太安2年(456) 台東区立書道博物館
22 司馬景和妻墓誌銘しばけいかさいぼしめい 北魏・延昌3年(514) 台東区立書道博物館
23 崔敬邕墓誌銘さいけいようぼしめい 北魏・熙平2年(517) 台東区立書道博物館
24 馬鳴寺根法師碑めみょうじこんほうしひ 北魏・正光4年(523) 台東区立書道博物館
25 高貞碑こうていひ 北魏・正光4年(523) 台東区立書道博物館
26 高湛墓誌銘こうたんぼしめい 東魏・元象2年(539) 台東区立書道博物館
27 朱岱林墓誌銘しゅたいりんぼしめい 北斉・武平2年(571) 台東区立書道博物館
【前期展示】/平成31年1月4日(木)~平成31年2月3日(日)
28 論経書詩ろんけいしょし 鄭道昭ていどうしょう(?~516) 北魏・永平4年(511) 台東区立書道博物館
【後期展示】/平成31年2月5日(火)~平成31年3月3日(日)
29 鄭羲下碑ていぎかひ 鄭道昭 北魏・永平4年(511) 台東区立書道博物館
龍門二十品りゅうもんにじゅっぽん
全期間展示 / 平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
30 一弗造像記いちふつぞうぞうき 北魏・太和20年(496) 台東区立書道博物館
31 始平公造像記しへいこうぞうぞうき 北魏・太和22年(498) 台東区立書道博物館
32 解伯達造像記かいはくだつぞうぞうき 北魏・太和19年~23年
(495~499)
台東区立書道博物館
33 孫秋生造像記そんしゅうせいぞうぞうき 北魏・景明3年(502) 台東区立書道博物館
34 広川王祖母太妃侯造像記こうせんおうそぼたいひこうぞうぞうき 北魏・景明4年(503) 台東区立書道博物館
35 比丘法生造像記びくほうしょうぞうぞうき 北魏・景明4年(503) 台東区立書道博物館
36 馬振拝造像記ばしんぱいぞうぞうき 北魏・景明4年(503) 淑徳大学
書学文化センター
37 比丘道匠造像記びくどうしょうぞうぞうき 北魏・景明期(500~503) 台東区立書道博物館
38 安定王元燮造像記あんていおうげんしょうぞうぞうき 北魏・正始4年(507) 台東区立書道博物館
39 北海王国太妃高造像記ほっかいおうこくたいひこうぞうぞうき 北魏・太和19年~正始元年(495~504) 台東区立書道博物館
40 斉郡王祐造像記せいぐんおうゆうぞうぞうき 北魏・熙平2年(517) 台東区立書道博物館
41 比丘尼慈香慧政造像記びくにじこうえせいぞうぞうき 北魏・神亀3年(520) 台東区立書道博物館
【2F 特別展示室】
肉筆にくひつ書風しょふう変遷へんせん南北朝なんぼくちょうからとうへー
【前期展示】/平成31年1月4日(木)~平成31年2月3日(日)
42 重要文化財
仏説菩薩蔵経巻第一残巻ぶっせつぼさつぞうきょうかんだいいちざんかん
北涼・承平15年(457) 台東区立書道博物館
43 華厳経巻第二十九けごんきょうかんだいにじゅうく 梁・普通4年(523) 台東区立書道博物館
44 重要文化財
劉氏残巻りゅうしざんかん
唐(7~8世紀) 東京国立博物館
【後期展示】/平成31年2月5日(火)~平成31年3月3日(日)
45 大般涅槃経巻第四十残巻だいはつねはんぎょうかんだいしじゅうざんかん 北魏・正始2年(505) 台東区立書道博物館
46 重要文化財
摩訶般若波羅密経まかはんにゃはらみつきょう
 巻第十四残巻かんだいじゅうしざんかん
梁・天監11年(512) 台東区立書道博物館
47 重要文化財
王勃集巻第二十九残巻おうぼつしゅうかんだいにじゅうくざんかん
唐(7~8世紀) 東京国立博物館
ずいからとう
全期間展示 / 平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
48 龍蔵寺碑りゅうぞうじひ 隋・開皇6年(586) 台東区立書道博物館
49 曹子建廟碑そうしけんびょうひ 隋・開皇13年(593) 大阪市立美術館
50 賀若誼碑がじゃくぎひ 隋・開皇16年(596) 台東区立書道博物館
51 龍山公墓誌銘りゅうざんこうぼしめい 隋・開皇20年(600) 台東区立書道博物館
52 蘇慈墓誌銘そじぼしめい 隋・仁寿3年(603) 台東区立書道博物館
53 ねいけん 隋・大業5年(609) 台東区立書道博物館
54 龍華寺碑りゅうげじひ 隋・仁寿4~大業12年
(604~616)
台東区立書道博物館
55 真草千字文しんそうせんじもん
関中本かんちゅうぼん
智永ちえい(6~7世紀頃) 隋(6世紀) 台東区立書道博物館
56 孔子廟堂碑こうしびょうどうひ
陝西本せんせいほん
虞世南ぐせいなん(558~638) 貞観2~4年(628~630)
北宋(10世紀頃)復刻
台東区立書道博物館
57 九成宮醴泉銘きゅうせいきゅうれいせんめい 欧陽詢おうようじゅん(557~641) 唐・貞観6年(632) 台東区立書道博物館
58 雁塔聖教序がんとうしょうぎょうじょ 褚遂良ちょすいりょう(596~658) 唐・永徽4年(653) 大阪市立美術館
⑨唐の四大家と皇帝の王羲之崇拝
全期間展示 / 平成31年1月4日(金)~平成31年3月3日(日)
59 定武蘭亭序ていぶらんていじょ国学本こくがくぼん 王羲之 東晋・永和9年(353) 台東区立書道博物館
60 蘭亭序ー虞撫本ぐぶぼん 王羲之 東晋・永和9年(353) 台東区立書道博物館
61 褚模ちょも蘭亭序
(「来禽館帖らいきんかんじょう」所収)
王羲之 東晋・永和9年(353) 台東区立書道博物館
62 温泉銘おんせんめい
(「筠清館帖いんせいかんじょう」所収)
唐太宗とうのたいそう(598~649) 唐・貞観22年(648) 台東区立書道博物館
63 集王聖教序しゅうおうしょうぎょうじょ 王羲之 唐・咸亨3年(672) 台東区立書道博物館
64 興福寺断碑こうふくじだんぴ 王羲之 唐・開元9年(721) 台東区立書道博物館
65 鶺鴒頌せきれいしょう戯鴻堂帖げこうどうじょう 唐玄宗とうのげんそう(685~762) 唐(8世紀) 台東区立書道博物館
66 周孝侯碑しゅうこうこうひ 王羲之 唐・元和6年(811) 台東区立書道博物館
67 千福寺多宝塔碑せんぷくじたほうとうひ 顔真卿がんしんけい(709~785) 唐・天宝11載(752) 台東区立書道博物館
68 顔氏家廟碑がんしかびょうひ 顔真卿 唐・建中元年(780) 台東区立書道博物館

書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。


【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。
隆命刻石(前漢/前3~1世紀)
冢土断碑(後漢・光和年間/178~183)
石 経 儒教の経典を刻んだ石。
三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
造像碑 仏像を彫刻した石碑。
高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504)
功起君等造像碑(東魏・武定3年/545)
墓 表 埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。
呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402)
仏 像 故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。
三尊仏石像(北魏・武泰元年/528)
阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711)

【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。
(殷/前16~?前11世紀)
(漢/前3~3世紀)
鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀)
陶 文 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。
牛車(漢/前3~3世紀)
婦人立像(唐/7~10世紀)
馬の塑像(唐/7~10世紀) など
仏 像 第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。
菩薩半跏像(東魏・武定2年/544)
七仏像(隋・義寧元年/617) など
鮑綦造塔記 (北魏・太平真君3年/442)
北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。
札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。
急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。
永元塼(後漢・永元6年/94)
永寧塼(後漢・永寧元年/120) など
瓦当文 建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。
饕餮文瓦当(春秋戦国)
瓦当「万歳冢当」(後漢)
瓦当「長楽未央」(後漢) など
熹平石経残石 (漢・熹平年間/172~178)
儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。
墓 誌 故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。
司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535)
劉浩墓誌銘(唐) など

【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
甲骨文 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。
青銅器 青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
煮炊き用の器。 ?穀物を盛る器。
楽器。 水を受ける器。
酒を温めて注ぐ器。 酒を入れる器。
酒や水を入れる器。
武 器 実戦や祭祀で使用。
【重要美術品】(秦/前3世紀頃) など

【第5展示室 2F】鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
墓 券 墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。
延熹四年墓券(漢/前3~3世紀)
光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など
板 碑 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。
陶 瓶 土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。
熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172)
【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など
鏡 鑑 鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。
【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253)
【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など
璽 印 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。
古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125)
青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。
陶硯(漢/前3~3世紀)
古温州石硯(唐/7~10世紀)
蘭亭硯(宋/10~13世紀) など
経 筒 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。
柄香爐 僧が手に持って献香するためのもの。
上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。
鰐 口 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。

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