台東区立書道博物館企画展 | ![]() |
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歴史に名を残した日本人の書ー | |
3月12日(火) ~ 6月16日(日) | |
年に一度の恒例企画「みんなが見たい優品展パート15―中村不折コレクションから―」、今回は、奈良時代から昭和時代まで、歴史に名を残した人たちの書を、書道博物館の収蔵品のなかから一挙公開いたします。 |
会期中のイベントのごあんない
ギャラリートーク
(事前申込制)
日時 |
2019年3月24日(日) ①10:00~②13:30~ 2019年4月21日(火) ③13:30~④13:30〜 |
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定員 |
会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。 応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。 |
申込方法 | 往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。 |
申込先 |
〒110-0003 台東区根岸2-10-4 台東区立書道博物館 ギャラリートーク係 |
締切 |
①②2019年3月15日(金)必着 ③④2019年4月12日(火)必着 |
ワークショップ「日本人の書に挑戦!」
(事前申込不要)
場所 | 台東区立書道博物館 新館(中村不折記念館)2階 会議室 |
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日時 |
2019年3月24日(日)、4月21日(日) 上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。 |
注意 |
事前申込は不要ですが、当日の観覧料のほかに参加費100円(材料費)が必要です。 ※展示作品の字を少し練習して頂き、色紙に清書するワークショップです。 |
中村不折記念館
展示のご案内
施設の都合上、順路が複雑になっております。どうかご了承ください。
【第1展示フロアー 1F】
【大型展示ケース】
1 | 臨顔真卿裴将軍詩軸 | 中村不折(1866~1943) 筆/大正7年(1918) |
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①奈良時代
2 | 大聖武 | 伝 聖武天皇(705~756)筆/奈良・8世紀 |
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3 | 楽毅論(鄰蘇園帖所収) | 光明皇后(701~760)筆/奈良・天平16年(744) |
②平安時代前期 -三筆-
4 | 隅寺心経 | 伝 空海(774~835)筆/奈良・8世紀 |
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5 | 風信帖(集古帖所収) | 空海 筆/平安・弘仁3~4年(812~813)頃 |
6 | 心経 | 伝 空海 筆/平安・弘仁12年(821) |
7 | 御遺告 | 空海 筆/平安・承和2年(835) |
8 | 座右銘 | 空海 筆/平安・9世紀 |
9 | 般若心経 | 空海 筆/平安・9世紀 |
10 | 十七条憲法 | 空海 筆/平安・9世紀 |
11 | 伊都内親王願文(集古帖所収) | 伝 橘逸勢(?~842)筆/平安・天長10年(833) |
12 | 哭澄上人詩(集古帖所収) | 嵯峨天皇(786~842)筆/平安・9世紀 |
③平安時代 ―小野道風と和様の書―
13 | 空海請来目録 | 最澄(767~822)筆/平安・9世紀 |
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14 | 屛風土代(集古帖所収) | 小野道風(894~966)筆/平安・延長6年(928) |
15 | 妙法蓮華経法師功徳品 | 伝 菅原道真(845~903)筆/平安・9世紀 |
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16 | 秋萩帖(棭斎本) | 伝 小野道風筆/平安・9~10世紀 |
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17 | 古今和歌集巻第八 (翰香館本) |
紀貫之(?~946)筆/平安・11世紀 |
18 | 書状(耳比磨利帖) | 源義家(1039~1106)筆/平安・嘉保元年(1094) |
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19 | 観心寺文書(耳比磨利帖) | 楠木正成(?~1336)筆/鎌倉~南北朝・14世紀 |
20 | 策彦周良宛書状(耳比磨利帖所収) | 武田信玄(1521~1573)筆/戦国・永禄2年(1559)頃 |
21 | 沢与助宛書状 | 織田信長(1534~1582)筆/戦国・永禄11年(1568) |
22 | 沢与助宛書状 | 織田信長(1534~1582)筆/戦国~安土桃山・16世紀 |
23 | 書状軸 | 伊達政宗(1567~1636)筆/江戸・慶長9~13年(1604~1608) |
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24 | 和歌色紙 | 小堀遠州(1579~1647)筆/江戸・17世紀 |
25 | 和歌短冊 | 本阿弥光悦(1558~1637)筆/江戸・17世紀 |
26 | 行書五言絶句軸 | 林羅山(1583~1657)筆/江戸・17世紀 |
⑥赤穂事件
27 | 大石内蔵助宛書状軸 | 片岡源五右衛門(1667~1703)筆/江戸・元禄14年(1701) |
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28 | 草書詩巻 | 荻生徂徠(1666~1728)筆/江戸・18世紀 |
29 | 草書五言二句軸 | 細井広沢(1658~1735)筆/江戸・17~18世紀 |
⑦江戸時代 その二 ー唐様ー
30 | 草書七言二句軸 | 徳川光圀(1628~1700)筆/江戸・17世紀 |
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31 | 草書詩巻 | 後光明天皇(1633~1654)筆/江戸(17世紀) |
32 | 楷書「楽則」軸 | 松平定信(1758~1829)筆/江戸・寛政13年(1801) |
33 | 行書蘭亭序巻 | 頼山陽(1780~1832)筆/江戸・19世紀 |
⑧江戸時代 その三
34 | 芭蕉翁図軸 | 伊藤若冲(1716~1800)筆/江戸(18世紀) |
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35 | 草書五言二句軸 | 池大雅(1723~1776)筆/江戸・18世紀 |
36 | 行草書「仁」軸 | 良寛(1758~1831)筆/江戸・18~19世紀 |
37 | 短歌軸 | 小林一茶(1763~1827)筆/江戸(18~19世紀) |
38 | 草花図軸 | 渡辺崋山(1793~1841)筆/江戸(19世紀) |
39 | 行書五字「海闊憑魚躍」軸 | 井伊直弼(1815~1860)筆/江戸・19世紀 |
40 | 草書七言絶句軸 | 副島種臣(1828~1905)筆/江戸~明治・19~20世紀 |
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41 | 中村不折宛書簡 | 森鷗外(1862~1922)筆/明治42年(1909) |
42 | 中村不折宛書簡 | 正岡子規(1867~1902)筆/明治33年(1900) |
43 | 中村不折宛書簡 | 犬養毅(1855~1932)筆/大正~昭和・20世紀 |
44 | 中村不折宛書簡 | 徳富蘇峰(1863~1957)/昭和2年(1927) |
45 | 裸体習作 | 中村不折 作/明治34~38年 |
46 | 尊者像 | 中村不折 作/明治~昭和(20世紀) |
47 | 蘭亭序 | 中村不折 筆/大正元年(1919) |
48 | 行書五字「清窓花気薫」横額 | 中村不折 筆/大正~昭和・20世紀 |
49 | 若菜集 | 島崎藤村(1872~1943)著/中村不折 装幀 明治30年(1897) |
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50 | 東海遊子吟 | 土井晩翠(1871~1952)著/中村不折 装幀 明治39年(1906) |
51 | 日本名園図譜 | 本多錦吉郎(1850~1921)著/中村不折 題字 明治44年(1911) |
52 | 鑑定備考 支那陶磁全書 | 中村不折 題字/大正6年(1917) |
書道博物館本館(東京都指定史跡)
書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。
【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 |
題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。 隆命刻石(前漢/前3~1世紀) 冢土断碑(後漢・光和年間/178~183) |
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石 経 |
儒教の経典を刻んだ石。 三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248) 三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248) |
造像碑 |
仏像を彫刻した石碑。 高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504) 功起君等造像碑(東魏・武定3年/545) |
墓 表 |
埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。 呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402) |
仏 像 |
故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。 三尊仏石像(北魏・武泰元年/528) 阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711) |
【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 |
古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。 璧(殷/前16~?前11世紀) 琀(漢/前3~3世紀) 鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀) |
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陶 文 | 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。 |
俑 |
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。 牛車(漢/前3~3世紀) 婦人立像(唐/7~10世紀) 馬の塑像(唐/7~10世紀) など |
仏 像 |
第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。 菩薩半跏像(東魏・武定2年/544) 七仏像(隋・義寧元年/617) など |
鮑綦造塔記 |
(北魏・太平真君3年/442) 北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。 |
牌 | 札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。 |
塼 |
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。 急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。 永元塼(後漢・永元6年/94) 永寧塼(後漢・永寧元年/120) など |
瓦当文 |
建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。 饕餮文瓦当(春秋戦国) 瓦当「万歳冢当」(後漢) 瓦当「長楽未央」(後漢) など |
熹平石経残石 |
(漢・熹平年間/172~178) 儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。 |
墓 誌 |
故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。 司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535) 劉浩墓誌銘(唐) など |
【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
甲骨文 | 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。 | |||||||||||||||
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青銅器 |
青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
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武 器 |
実戦や祭祀で使用。 【重要美術品】戈(秦/前3世紀頃) など |
【第5展示室 2F】鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
墓 券 |
墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。 延熹四年墓券(漢/前3~3世紀) 光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など |
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板 碑 | 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。 |
陶 瓶 |
土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。 熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172) 【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など |
鏡 鑑 |
鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。 【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253) 【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など |
璽 印 | 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。 |
墨 |
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。 古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125) 青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など |
硯 |
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。 陶硯(漢/前3~3世紀) 古温州石硯(唐/7~10世紀) 蘭亭硯(宋/10~13世紀) など |
経 筒 | 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。 |
柄香爐 | 僧が手に持って献香するためのもの。 |
磬 | 上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。 |
鰐 口 | 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。 |