生誕せいたん550年記念 文徴明ぶんちょうめいとその時代じだい

台東区立書道博物館特別展
文徴明ぶんちょうめいとその時代じだい
令和2年1月4日(土)~令和2年3月1日(日)
期間中、下記の日程で展示替えを行います。
前 期: 令和2年1月4日(土)~2月2日(日) 後 期: 令和2年2月4日(火)~3月1日(日)
今回で17回目となる東京国立博物館と台東区立書道博物館の連携企画は、今年で生誕550年を迎える明時代中期の大家、文徴明ぶんちょうめいに焦点をあてます。文徴明の、古典をよく学んだ気品ある作風は一世を風靡し、後世にも大きな影響をおよぼしました。海を隔てた日本でも例外ではなく、江戸時代では文徴明の書画が人気を博しました。本展は、文徴明の魅力に迫るとともに、江南の芸苑げいえんへの波及や、日本における受容をご紹介します。両館の展示を通して、文徴明の世界を存分にお楽しみください。

ギャラリートーク(事前申込制)

日時 2020年 2月4日(火) 10:00~
定員 会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。 応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。
申込方法 往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。
申込先 〒110-0003 台東区根岸2-10-4 台東区立書道博物館 ギャラリートーク係
締切 2020年 1月28日(火) 必着

ワークショップ「博物館で書き初めを!」事前申込不要

(事前申込制)

場所 台東区立書道博物館 新館(中村不折記念館)2階 会議室
日時 2020年 1月19日(日)、2月4日(火) 上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。
注意 事前申込は不要ですが、当日の観覧料のほかに参加費100円(材料費)が必要です。 ※展示作品の字を少し練習して頂き、うちわか色紙に清書するワークショップです。
展示のご案内 展示のご案内
  • ①文徴明とその時代
  • ②文徴明とその時代
  • ③文徴明の書画鑑識
  • ④文徴明とその時代
  • ⑤日本における受容

施設の都合上、順路が複雑になっております。どうかご了承ください。

【第1展示フロア- 1F】

文徴明とその時代

【大型展示ケース】 全期間展示/令和2年1月4日(土)~令和2年3月1日(日)
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
1 七星桧書画巻しちせいかいしょがかん 沈周しんしゅう(1427~1509) 明・成化20年(1484) 大阪市立美術館
2 菊花文禽図軸きっかぶんきんずじく 沈周 明・正徳4年(1509) 大阪市立美術館
【前期展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年2月2日(日)
3 採菱図軸さいりょうずじく 沈周 明・15世紀 京都国立博物館
4 松菊図軸しょうきくずじく 陳淳ちんじゅん(1483~1544) 明・嘉靖23年(1544) 大阪市立美術館
5 行書七言絶句軸ぎょうしょしちごんぜっくじく 文震孟ぶんしんもう(1574~1636) 明・17世紀 個人
【後期展示】/令和2年2月4日(火)~令和2年3月1日(日)
6 幽居図軸ゆうきょずじく 沈周 明・天順8年(1464) 大阪市立美術館
7 倣雲林山水図軸ほううんりんさんすいずじく 沈周 明・15世紀 京都国立博物館
8 琵琶行図軸びわこうずじく 文嘉ぶんか(1501~1583) 明・隆慶3年(1569) 大阪市立美術館
【展示ケース】
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
9 疎林間居図巻そりんかんきょずかん 沈周 明・15~16世紀 大阪市立美術館
10 義田記冊ぎでんきさつ 文徴明ぶんちょうめい(1470~1559) 明・嘉靖36年(1557) 台東区立書道博物館
11 草書城居帖そうしょじょうきょじょう 文徴明 明・16世紀 台東区立書道博物館
12 楷書尺牘冊かいしょせきとくさつ 文徴明 明・16世紀 台東区立書道博物館
13 草書尺牘頁そうしょせきとくけつ 文嘉 明・嘉靖34年(1555) 台東区立書道博物館
14 白文石印はくぶんせきいん此中有真意しちゅうゆうしんい 文彭ぶんぼう(1498~1573) 明・嘉靖45年(1566) 台東区立書道博物館
15 秋声図巻しゅうせいずかん 唐寅とういん(1470~1523) 明・15~16世紀 泉屋博古館
16 前赤壁賦図巻ぜんせきへきふずかん 陳淳 明・嘉靖16年(1537) 大阪市立美術館
17 朋党論ほうとうろん秋声賦巻しゅうせいふかん 陸師道 明・16世紀 泉屋博古館
【前期展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年2月2日(日)
18 斎居座雨図扇面さいきょざうずせんめん 陸師道りくしどう(1517~1580) 明・嘉靖28年(1549) 泉屋博古館
【後期展示】/令和2年2月4日(火)~令和2年3月1日(日)
19 重要美術品九段錦図冊くだんきんずさつ 沈周 明・15世紀 京都国立博物館
【第2展示フロア- 2F】 文徴明とその時代 【全期間展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年3月1日(日)
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
20 茶具巻ちゃぐかん 文徴明ぶんちょうめい(1470~1559) 明・嘉靖31年(1552) 泉屋博古館
21 与陽湖手札軸よようこしゅさつじく 文徴明 明時代・16世紀 京都国立博物館
22 草書千字文冊そうしょせんじもんさつ 文徴明 明・嘉靖14年(1535) 台東区立書道博物館
23 行書尺牘頁ぎょうしょせきとくけつ 文徴明 明・16世紀 個人
24 草書詩巻そうしょしかん 文彭 明・嘉靖41年(1562) 台東区立書道博物館
25 山水図扇面さんすいずせんめん 陸治りくち(1496~1576) 明・16世紀 京都国立博物館
26 江山平遠図軸こうざんへいえんずじく 文従簡ぶんじゅうかん(1574~1648) 明・万暦42年(1614) 大阪市立美術館
【前期展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年2月2日(日)
27 停雲館帖ていうんかんじょう-十巻本じっかんぼん- 文徴明 明・16世紀 台東区立書道博物館
28 草書千字文巻そうしょせんじもんかん 文彭 明・嘉靖23年(1544) 個人
29 家書巻かしょかん 王守仁おうしゅじん(1472~1528) 明・嘉靖6年(1527) 京都国立博物館
【後期展示】/令和2年2月4日(火)~令和2年3月1日(日)
30 陶淵明飲酒二十首巻とうえんめいいんしゅにじっしゅかん 文徴明 明・嘉靖33年(1554) 京都国立博物館
31 停雲館帖―十二巻本― 文徴明 明・16世紀 台東区立書道博物館
【第2展示フロアー → 特別展示室 2F】 文徴明の書画鑑識 【全期間展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年3月1日(日)
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
32 自叙帖じじょじょう-水鏡堂本すいきょうどうぼん- 懐素かいそ(8世紀) 明・嘉靖11年(1532) 原跡:唐・大暦12年(777) 台東区立書道博物館
33 十七帖じゅうしちじょう -停雲館刻本ていうんかんこくぼん- 王羲之おうぎし(303~361) 明・嘉靖23年(1544) 原跡:東晋・4世紀 台東区立書道博物館
34 九歌きゅうか 欧陽詢おうようじゅん(557~641) 唐・7世紀 台東区立書道博物館
35 麻姑仙壇記まこせんだんき-小字本しょうじぼん- 顔真卿がんしんけい(709~785) 唐・大暦6年(771) 台東区立書道博物館
36 国宝楷書かいしょ徽宗きそう序巻じょかん 南宋高宗なんそうのこうそう(1107~1187) 南宋・紹興24年(1154) 文化庁
37 楷書漢汲黯伝冊かいしょかんきゅうあんでんさつ 趙孟頫ちょうもうふ(1254~1322) 元・延祐7年(1320) 永青文庫
【前期展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年2月2日(日)
38 真賞斎帖しんしょうさいじょう-火前本かぜんぼん- 華夏かか(1494~1567) 明・嘉靖元年(1522) 台東区立書道博物館
39 草書神仙起居法巻そうしょしんせんききょほうかん 楊凝式ようぎょうしき(873~954) 五代十国(後漢) 乾祐元年(948) 台東区立書道博物館
40 蘭亭十三跋らんていじゅうさんばつ 趙孟頫 元・至大3年(1310) 東京国立博物館
【後期展示】/令和2年2月4日(火)~令和2年3月1日(日)
41 真賞斎帖-火後本かごぼん- 華夏 明・16世紀 台東区立書道博物館
42 地黄湯帖じおうとうじょう 王献之おうけんし(344~388) 東晋・4世紀 台東区立書道博物館
43 楷書謝賜御書詩表巻かいしょしゃしぎょしょしひょうかん 蔡襄さいじょう(1012~1067) 北宋・皇祐5年(1053) 台東区立書道博物館
44 楷書玄妙観重修三門記巻かいしょげんみょうかんじゅうしゅうさんもんきかん 趙孟頫 元・14世紀 東京国立博物館
【中村不折記念室 2F】 文徴明とその時代 【全期間展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年3月1日(日)
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
45 来禽館帖らいきんかんじょう 邢侗けいどう(1551~1612) 明・万暦28年(1600) 台東区立書道博物館
46 戯鴻堂帖げこうどうじょう 董其昌とうきしょう(1555~1636) 明・万暦31年(1603) 台東区立書道博物館
47 墨池堂選帖ぼくちどうせんじょう 章藻しょうそう(1547~1610~?) 明・万暦38年(1610) 台東区立書道博物館
48 鬱岡斎墨妙うっこうさいぼくみょう 王肯堂おうこうどう(明・16~17世紀) 明・万暦39年(1611) 台東区立書道博物館
49 玉煙堂帖ぎょくえんどうじょう 陳瓛ちんけん(明・16~17世紀) 明・万暦40年(1612) 台東区立書道博物館
50 余清斎帖よせいさいじょう 呉廷ごてい(明・16~17世紀) 明・万暦42年(1614) 台東区立書道博物館
51 晩香堂蘇帖ばんこうどうそじょう 陳継儒ちんけいじゅ(1558~1639) 明・万暦44年(1616) 台東区立書道博物館
【前期展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年2月2日(日)
52 淳化閣帖夾雪本跋じゅんかかくじょうきょうせつぼんばつ 莫是龍ばくしりゅう(1537~1587) 明・隆慶5年(1571) 台東区立書道博物館
【期間限定特別展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年1月19日(日)
53 花卉雑画巻かきざつがかん 徐渭じょい(1521~1593) 明・万暦19年(1591) 泉屋博古館
日本における受容 【全期間展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年3月1日(日)
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
54 草書五言二句軸そうしょごごんにくじく 細井広沢ほそいこうたく(1658~1735) 江戸・18世紀 台東区立書道博物館
55 筑西市指定文化財 文徴明八勝図巻ぶんちょうめいはっしょうずかん 与謝蕪村よさぶそん(1716~1783) 江戸・18世紀 個人
56 垂裕閣帖すいゆうかくじょう 立原翠軒たちはらすいけん(1744~1823) 江戸・天保14年(1843) 台東区立書道博物館
【前期展示】/令和2年1月4日(土)~令和2年2月2日(日)
57 行書千字文巻ぎょうしょせんじもんかん 北島雪山きたじませつざん(1636~1697) 江戸・17世紀 台東区立書道博物館
58 管城二譜冊かんじょうにふさつ 細井広沢 江戸・正徳5年(1715) 東京国立博物館
59 文徴明竹小禽図軸ぶんちょうめいちくしょうきんずじく 狩野栄信かのうながのぶ(1775~1828) 江戸・18~19世紀 東京国立博物館
【後期展示】/令和2年2月4日(火)~令和2年3月1日(日)
60 行草書唐詩冊ぎょうそうしょとうしさつ 北島雪山 江戸・貞享4年(1687) 台東区立書道博物館
61 行書前赤壁賦巻ぎょうしょぜんせきへきふかん 北島雪山 江戸・17世紀) 台東区立書道博物館
62 草書唐詩冊そうしょとうしさつ 北島雪山 江戸・17世紀 台東区立書道博物館
63 西湖十景巻せいこじっけいかん 細井広沢ほそいこうたく(1658~1735) 江戸・享保5年(1720) 東京国立博物館
63 楷書千字文冊かいしょせんじもんさつ 細井広沢 江戸・17~18世紀 台東区立書道博物館
65 文徴明山水図軸ぶんちょうめいさんすいずじく 中山養福なかやまおさよし(1808~1849) 江戸・18~19世紀紀 東京国立博物館
書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。 【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。 隆命刻石(前漢/前3~1世紀) 冢土断碑(後漢・光和年間/178~183)
石 経 儒教の経典を刻んだ石。 三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248) 三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
造像碑 仏像を彫刻した石碑。 高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504) 功起君等造像碑(東魏・武定3年/545)
墓 表 埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。 呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402)
仏 像 故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。 三尊仏石像(北魏・武泰元年/528) 阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711)
【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。 (殷/前16~?前11世紀) (漢/前3~3世紀) 鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀)
陶 文 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。 牛車(漢/前3~3世紀) 婦人立像(唐/7~10世紀) 馬の塑像(唐/7~10世紀) など
仏 像 第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。 菩薩半跏像(東魏・武定2年/544) 七仏像(隋・義寧元年/617) など
鮑綦造塔記 (北魏・太平真君3年/442) 北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。
札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。 急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。 永元塼(後漢・永元6年/94) 永寧塼(後漢・永寧元年/120) など
瓦当文 建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。 饕餮文瓦当(春秋戦国) 瓦当「万歳冢当」(後漢) 瓦当「長楽未央」(後漢) など
熹平石経残石 (漢・熹平年間/172~178) 儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。
墓 誌 故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。 司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535) 劉浩墓誌銘(唐) など
【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
甲骨文 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。
青銅器 青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
煮炊き用の器。 ? 穀物を盛る器。
楽器。 水を受ける器。
酒を温めて注ぐ器。 酒を入れる器。
酒や水を入れる器。
武 器 実戦や祭祀で使用。 【重要美術品】(秦/前3世紀頃) など
【第5展示室 2F】鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
墓 券 墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。 延熹四年墓券(漢/前3~3世紀) 光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など
板 碑 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。
陶 瓶 土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。 熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172) 【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など
鏡 鑑 鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。 【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253) 【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など
璽 印 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。 古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125) 青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。 陶硯(漢/前3~3世紀) 古温州石硯(唐/7~10世紀) 蘭亭硯(宋/10~13世紀) など
経 筒 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。
柄香爐 僧が手に持って献香するためのもの。
上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。
鰐 口 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。

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