しんちょうがくしょ

台東区立書道博物館企画展
みんなが見たい優品展 パート18 中村不折コレクションから
しんちょうがくしょ 展示一覧
※今後の諸事情により、会期や展示期間、展示作品などが変更になることがあります。
あらかじめご了承ください。
令和4年3月15日(火)~6月12日(日)
会期中、一部展示替えがあります。
ふせつくん
前期
:3月15日(火)~4月24日(日)
後期
:4月26日(火)~6月12日(日)

ふせつくん
 中村なかむら不折ふせつ(1866~1943)のコレクションから、清時代に碑学を学んだ人たちの書、そしてその原点となった石碑や青銅器の拓本などを展示します。また、碑学の影響を受けた中村不折の書や研究の足跡をたどり、日中の文化交流を紹介します。
*東京国立博物館の東洋館8室では、3月1日(火)から4月10日(日)まで「近代の書」が開催され、清朝碑学派の書を展示します。また4月12日(火)から6月26日(日)まで「石刻の書―隷書から楷書へ―」が開催されます。合わせてご覧下さい。


展示のごあんない
展示のご案内


【1F 展示ケース】
前期
えいかくめい
とうこうけい(456~536)筆/梁時代・天監13年(514)
おうほうこう(1733~1818)他 跋
後期
こうしょうぐん
五胡十六国時代(前秦)・建元4年(368)
後期
ていじょう
ていどうしょう(?~516)筆/北魏時代・永平4年(511)
【1F 第1展示フロアー】
碑学派前夜
ていうんかんじょう ぶんちょうめい(1470~1559)編/明時代・嘉靖39年(1560)
じゅんかくじょう -ぼん- 原本:おうちょ(10世紀頃)編/北宋時代・淳化3年(992)
明時代・嘉靖45年(1566)
りんおうせきとくさつ きょうしんえい(1628~1699)筆/清時代・17世紀
こうかんだいせん きんのう(1687~1763)筆/清時代・18世紀
らんちくじく ていしょう(1693~1765)筆/清時代・18世紀
西せいせいかん けんりゅうてい(1711~1799)勅撰/清時代・乾隆14年(1749)
せっさいしょうていかん げんげん(1764~1849)編/清時代・嘉慶9年(1804)
【2F 第2展示フロアー】
碑学派と金石の書
せっぶん-あんこくぼん- 戦国時代・前5~前4世紀
こうしゅうがくぼんせっぶん 原石:戦国時代・前5~前4世紀
阮元 模/清時代・嘉慶2年(1797)
ろうだいこくせき (?~前208)筆/秦時代(前219)
ようりょうばいざん 前漢時代・地節2年(前68)/ちょうけん(1829~1884)題
かいつうほうどうこくせき 後漢時代・永平9年(66)/しょうせき(1844~1927)他 跋
せきもんしょう 後漢時代・建和2年(148)
後期
西せいがくざんびょう-ちょうえんぼん-
後漢時代・延熹8年(165)/阮元 他 跋
かくゆうどう 原碑:後漢時代・建寧2年(169)/たいちょう(1835~1902)模
しょう 後漢時代・建寧3年(170)
いんちゅう 後漢時代・熹平6年(177)
後期
こうほう
後漢時代・中平元年(184)以後/ちょうよく(1849~1917)題
前期
ちょうせん
後漢時代・中平3年(186)/しんぎょく(1866~1940)跋
前期
あんようかん
後漢時代・2世紀/しんじゅよう(1832~1873)他 跋
じゅぜんひょう 三国時代(魏)・黄初元年(220)以後
後期
へいこうぞうぞう
北魏時代・太和22年(498)
前期
ようたいがんぞうぞう
北魏時代・景明元年(500)頃
前期
そんしゅうせいぞうぞう
北魏時代・景明3年(502)
後期
れいぞうぞうぞう
北魏時代・景明年間(500~503)
前期
ろんけいしょ
鄭道昭 筆/北魏時代・永平4年(511)
前期
てい
鄭道昭 筆/北魏時代・永平4年(511)
後期
ちょうもうりょう
北魏時代・正光3年(522)
後期
こうてい
北魏時代・正光4年(523)
こう ちょうゆう(1803~1886)筆/清時代・光緒3年(1877)
【2F 特別展示室】
碑学派と金文コレクション
後期
だいていめい
西周時代・前11世紀頃
こつていめい 西周時代・前9世紀
ようけん(1819~1896)、呉大澂 跋
前期
だいこくていめい
西周時代・前9世紀/羅振玉 考釈
後期
しょう𣪘めい
西周時代・前9世紀
前期
けいこうばんめい
西周時代・前9世紀
後期
せいこうらいめい
戦国時代・前5~前3世紀
前期
せっけんめい
秦時代(前221)/たんぽう(1861~1911)他 跋
前期
りんだいていめいじく
呉大澂 筆/清時代・19~20世紀
後期
りんさんばんめいじく
呉大澂 筆/清時代・19~20世紀
【2F 中村不折記念室】
碑学派の書画
ぎょうしょぶんじく 阮元 筆/清時代・19世紀
後期
れいしょはちごんれん
とうせきじょ(1743~1805)筆/清時代・18~19世紀
前期
りんかんへい
せんえい(1759~1844)筆/清時代・19世紀
さつ さい(1799~1870)筆/清時代・同治9年(1870)
後期
れいしょしちごんれん
しょう(1799~1873)筆/清時代・19世紀
前期
ぎょうしょしちごんれん
何紹基 筆/清時代・19世紀
前期
隷書八言聯
楊峴 筆/清時代・19世紀
後期
れいしょしちごんじく
えつ(1821~1906)筆/清時代・19~20世紀
前期
れいしょもうてんしょうぐんじく
ようしゅけい(1839~1915)筆/明治15年(光緒8年/1882)
後期
ぎょうしょしょくしちごんぜっじく
楊守敬 筆/清~民国時代・19~20世紀
後期
てんしょしちごんれん
呉昌碩 筆/清時代・宣統2年(1910)
後期
しゅうえんみょうしゅじく
呉昌碩 筆/清~民国時代・19~20世紀
前期
びゃくれんじく
呉昌碩 筆/民国8年(1919)
そうしょせきとくさつ こうゆう(1858~1927)筆/清~民国時代・19~20世紀
前期
りんしゅくこう𣪘めいじく
羅振玉 筆/清~民国時代・19~20世紀
日本への影響
さんぽう 東晋時代・義熙元年(405)/楊守敬 跋
しゅたいりんめい 北斉時代・武平2年(571)筆
呉昌碩 題簽、康有為 跋
りゅうみんじょう 中村不折 筆/明治41年(1908)
なかむらせつあてがき めいかく(1838~1922)筆/大正3年(1914)
りくちょうしょどうろん 原著:康有為
中村不折・れいざん(1859~1935)共訳/大正5年(1916)
中村不折宛書簡 かわせん(1871~1945)筆・大正14年(1925)
じょうだん 中村不折 著/昭和8年(1933)
前期
そうしょしちごんぜっじく
中村不折 筆/昭和18年(1943)
後期
れいしょごんぜっじく
中村不折 筆/明治~昭和・20世紀

≪図録≫ 『清朝書画コレクションの諸相 -中村不折・高島槐安収集品を中心に-』 1,200円

≪図録≫ 台東区立書道博物館図録 2,000円

≪図録≫ 『画家・書家 中村不折のすべて』 3,000円

≪原寸複製≫ 中村不折「龍眠帖」 3,000円

≪拓本複製≫ 「石鼓文-安国本-」 1,500円

≪拓本複製≫ 李斯「泰山刻石-百六十五字本-」 1,500円

≪拓本複製≫ 「開通褒斜道刻石」 1,500円

≪拓本複製≫ 「張遷碑」 2,000円

≪拓本複製≫ 「淳化閣帖-夾雪本-」(第七) 2,000円


当館受付にて販売しております。通信販売も受け付けておりますので当館ウェブサイトをご覧ください。

【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。
隆命刻石(前漢/前3~1世紀)
冢土断碑(後漢・光和年間/178~183)
石 経 儒教の経典を刻んだ石。
三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
造像碑 仏像を彫刻した石碑。
高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504)
功起君等造像碑(東魏・武定3年/545)
墓 表 埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。
呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402)
仏 像 故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。
三尊仏石像(北魏・武泰元年/528)
阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711)

【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。
(殷/前16~?前11世紀)
(漢/前3~3世紀)
鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀)
陶 文 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。
牛車(漢/前3~3世紀)
婦人立像(唐/7~10世紀)
馬の塑像(唐/7~10世紀) など
仏 像 第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。
菩薩半跏像(東魏・武定2年/544)
七仏像(隋・義寧元年/617) など
鮑綦造塔記 (北魏・太平真君3年/442)
北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。
札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。
急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。
永元塼(後漢・永元6年/94)
永寧塼(後漢・永寧元年/120) など
瓦当文 建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。
饕餮文瓦当(春秋戦国)
瓦当「万歳冢当」(後漢)
瓦当「長楽未央」(後漢) など
熹平石経残石 (漢・熹平年間/172~178)
儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。
墓 誌 故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。
司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535)
劉浩墓誌銘(唐) など

【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
甲骨文 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。
青銅器 青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
煮炊き用の器。 ?穀物を盛る器。
楽器。 水を受ける器。
酒を温めて注ぐ器。 酒を入れる器。
酒や水を入れる器。
武 器 実戦や祭祀で使用。
【重要美術品】(秦/前3世紀頃) など

【第5展示室 2F】鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
墓 券 墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。
延熹四年墓券(漢/前3~3世紀)
光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など
板 碑 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。
陶 瓶 土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。
熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172)
【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など
鏡 鑑 鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。
【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253)
【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など
璽 印 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。
古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125)
青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。
陶硯(漢/前3~3世紀)
古温州石硯(唐/7~10世紀)
蘭亭硯(宋/10~13世紀) など

日本の金石文
経 筒 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。
柄香爐 僧が手に持って献香するための道具。
上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄や銅で作られる。
鰐 口 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。
板 碑 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。

※本表の複写は固く禁じます。  台東区立書道博物館



メニュー

閉じる