一葉記念館って?

一葉記念館
開館当時は女性作家の資料館としては日本で初めてのものでした。
その後、40年余りを経て、建物の老朽化が進んだことや、
樋口一葉が新五千円札の肖像に採用されたことにより建替えが決まり、平成18年11月1日に一葉記念館がリニューアルオープンされました。
樋口一葉ってどんな人?

樋口一葉
幼い頃は裕福な家庭に育ちましたが、17歳で父を亡くし、女性でありながら家族を支えなければなりませんでした。
一葉が18歳の時、母と妹を養うために小説家を志しますが、それだけでは生活は成り立ちませんでした。
そこで、生活苦をなんとかするため、明治26年7月、下谷龍泉寺町で雑貨と駄菓子を売る店を始めました。
しかし、商売は思ったようには上手くいかず、翌年5月には店をたたみ、
本郷丸山福山町(現・文京区)に転居、執筆活動に専念し、次々と作品を発表するようになります。
一葉の住まいはどこだったの?

一葉の家(模型)
一葉の代表的な作品は?

たけくらべ草稿
その後、明治27年12月~明治29年の1月に「大つごもり」「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」 等の代表作を執筆しています。

たけくらべ下書き

一葉の机(複製)
「たけくらべ」ってなに?
小説のタイトルの「たけ」の言葉には、「身の丈(身長)」や「思いの丈」という意味がこめられています。 物語の舞台は、龍泉寺町界隈と吉原になっており、美登利(女性)と僧侶(男性)の思いのすれ違いをはじめとして、大人へと成長していく子どもたちの様子が、季節ごとの行事を織り交ぜながら見事に描かれています。当館には、「たけくらべ」草稿が展示してあり、これを見れば、一葉が作品を作るのに苦労したことがわかると思います。
他にも、一葉が書いた原稿や手紙、着物、髪飾りもあります。
皆さん見に来てください!

利用案内(りようあんない)
入館料 |
小、中、高校生 100円(50円) 一般 300円(200円) ※( )内は、20人以上の団体 |
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開館時間 | 午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで) |
休館日 |
月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日) 年末年始 特別整理期間等 |
所在地 | 〒110-0012 台東区竜泉3丁目18番4号 電話03-3873-0004 |
地図 |
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交通 |
地下鉄日比谷線三ノ輪駅 徒歩10分 都バス(都08) 日暮里駅 錦糸町駅 竜泉下車 徒歩3分 北めぐりん15 一葉記念館入口下車 徒歩2分 ぐるーりめぐりん5 一葉記念館下車 徒歩5分 |